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日志


3月29日

コンピュータ歴史博物館にて

シリコンバレーのComputer History Museumには、そろばん、計算尺、ENIAC、IBM System360、Cray、Apples Iなどの歴史に残るコンピュータの名品がズラリと並んでいます(ドイツのエニグマ暗号発生器も)。自分がコンピュータに関わりを持った時代は1976年以降なのですが...その時代の逸品も数多く展示されています。PDP11/70、PDP11/45、CDC170、IMSAI8080などなど1970年代後半から80年代初頭に自分がコンピュータに初めて触れた当時のマシンが既に歴史の一部になっているのだなぁ、と感慨深いものがありました。
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特にPCのコーナーにおいては、IBM PCデビュー以前のSOL20、ALTAIR8800OSI ChallengerKayProSWTPC6800HORIZON II、PET2001、TRS-80、Apple II、Osborne 1、XEROXのAlto、などなど懐かしいマシンの宝庫!! ひとつひとつのマシンの逸話...たとえば、「ALTAIRのキットに付属するS100バスのコネクタはカードエッジの入る長さが短いのでそれは捨ててしまって別のコネクタを別途購入して装着ないと使えないS-100ボードがあった」「メモリカードの近接するエッチング・パターンが接触していて、ボード完成後にスイッチング・レギュレータの電源を加えて焼き切った」「PET2001が日本に輸入された時に、どでかいトランスがねじ止めされておらず搬送中にキャビネットの中でゴロゴロ転がりICや基盤をぶち切ったものが日本に届いた...それを私は秋葉原のアルバイトで直したんだ」「KIM-1の20mAカレントループというTTY接続ポートに100Vの電源を繋いで、2cmくらいの真っ黒焦げの穴を空けて、修理に持ち込んだ東大生がいたなぁ」「SWTPCはスルーホールが電気的に繋がっておらず、一つひとつのホールを半田で埋めたのだけれど、スルーホールの穴が大きくて半田がツララのように垂れてしまったなぁ」「Horizonのフロッピーはハードセクターで5インチのフロッピー内側に10個の穴が開いていたなぁ, CP/MではなくNorthStarBASICとDOSが使われていて、オリジンは浮動小数点の計算ボードを生産していたケンタッキー・フライド・コンピュータという会社がNorth Starになってのであった」「コンパック・ポータブルとは言いながら電動ミシンほどのサイズで飛行機に持ち込んだら機内に収まらず...コックピットのパイロット席の後ろに預かってもらったことがあったなぁ...今のセキュリティでは考えられないことだなぁ」「SUN-1がデビューした時に村井純さんと、スタンフォード大学キャンパス内のSUN Micro Systemsを訪問したなぁ...Stanford University NetworkでSUNだって説明を受けたなぁ」「TANDYのM100、山下さん、Jei鈴木、林さんがシアトルで頑張っていたなぁ」なんてことを次々と思いだすのでありました。歴史に残しておかなければならない重要な事から、どうでも良いような細かい細かい話まで、次々と頭の中でフラッシュバックしてくるのに....最近他のことでは物忘れが激しい私なのでした...
 
L1060806 (2) 説明員として立ち会って頂いた、Jim Manleyさん、コンピュータの歴史を知りつくした生き字引のような方で含蓄深いお話にこれまた聞き入ってしまいました。ミュージアムの訪問の後、館内で食事会があったのだけど...Jim Manleyさんとさらにお話をする機会があったのだけれど...なんと...「私はSam Furukawaを知っている、貴方は鉄道と鉄道模型の写真家でしょう?」というわけで、私の名前は米国では鉄道写真家として一寸は知られているらしい。Jimさんは、ZゲージというNゲージ(1/150)よりさらに小さいZゲージ(1/220)の鉄道模型愛好家であることが判り....食事中の会話は...ビンテージコンピュータと鉄道模型のカルトQ的話になってしまい、廻りで一生懸命会話に絡もうと思っている人たち全てを置き去りにして、2人の世界に入り込んでいたのでありました。
 
日本にもコンピュータの博物館が是非欲しいなぁ、その隣には鉄道模型の博物館などあって、そんな場所で引退後の私が説明員などやっていたら、幸せな老後なんだろうなぁ...なんて、思ってしまうのでありました。
 
近刊で、以下の本にも同博物館の展示品が掲載されています。
Core Memory-ヴィンテージコンピュータの美、写真Mark Richards、文:John Alderman、翻訳:鴨澤眞夫、発行:オライリー・ジャパン/発売:オーム社 http://www.oreilly.co.jp/books/9784873113579/
 
では、ふるかわでした
3月18日

シリコンバレーへのツアー、4日目(その1)「グーグルにてTechTalk...スランプ後、快打連発!!」

L1060733 (2) 本日(2008年3月13日)はグーグルの本社に伺って、社内見学、かの有名なグーグルのランチを食し、その後Tech Talkにて4社から発表後、懇談会を予定していました。
米国本社を訪問前に一度渋谷のグーグル・ジャパン本社にて村上社長、辻野さん、及川さんに事前のご挨拶とシリコンバレーに訪問する未踏プロジェクト経験者の一人に予定していたプレゼンテーションの内容をご査収頂きました。村上社長の第一声は、「それで、現在の資本構成はどうなっているの?」次のコメントは「本社で拉致されないように気をつけなさいね」とのこと...それは「君のプロダクツは素晴らしいねぇ、個人としても会社としても君の所に出資するに価値のあるプロジェクトだねぇ、ところでグーグル本社に就職するつもりはないの」ということを意味する表現なのでしょうが.....村上社長ってば、顔は笑っているのに眼はマジでちょっと怖いで すよぉーっ....私はすかさず、「若い会社ですからこれから皆で育てていきましょうね、最初からいきなりパクンっ、てのはやめてくださいねぇ」とは言ったものの...さて、どのような雰囲気で本社のプレゼンは進行するやら、と期待半分、ちょっとしたスリリングな気分が半分...でグーグル本社へ向かったのでした。グーグル本社では、すでに未踏の卒業生が8人も働いているとのこと....今回の米国本社でのプレゼンテーションの機会を設定して頂いたのも、グーグルの人事担当者からのおぜん立て...という背景なので....いきなり、「履歴書書いてきましたか?」なんて聞かれちゃうのかなぁ...と思いつつグーグル本社に到着....
L1060720 (2)迎えて頂いたのは、グーグルの川原英哉さん...サンマイクロ・システムズに在職中から有名だった人3DCGの世界では神の一人、本当の天才ね!!... 社内に入る前にまず「守秘義務契約書:NDAにサインしてくださいね..」との説明...私は渋谷の日本支社で既に経験済みで、その内容も英語本文/日本語参考対訳で事前に確認をしていたので...「この内容のNDAならサインをすることによって、自分が不利益になることはないと思います。L1060723 (2)しかしながら、このNDAはグーグルの秘密に関する守秘条項を規定しているだけで、皆さんが喋ることをグーグル側は一切秘密事項として取り扱わない何の制限/制約も受けないと書いてあるので、自社の特許、著作権、各企業の秘密条項として開示したくないことは喋っては駄目ですよ、向こうも聞きたくないってちゃんと書いてありますからね...」と確認の上...いよいよグーグル社内に...本社ビルディングNo.43の入口を入ってすぐ目に飛び込んできたL1060728b のが、民間企業の努力で初めて大気圏飛行を成功させたSpaceShipOneの現物が天井からぶら下がっているではないですか、このプロジェクトはシリコン・グラフィックス社とネットスケープの創設者ジム・クラーク博士とマイクロソフトの創業者ポール・アレンも関わっていたもので、その現物がビルの入口に天井から吊るされているとは凄いなぁ、とデジカメで撮影したら...いきなりセキュリティ・ガードのオジサンが目を吊りあげて階段を下りてきました。駄目駄目、写真を撮っちゃ...とのことなので、ここでデジカメはカバンの中に...アップルでは中庭に居ただけなのでお茶目心(肩にかけたカメラのシャッターが落ちたなんて話)も許されたろうけれど、今回は社内を歩き回るので、へたすりゃセキュリティ・ガードに両脇を抱えられて社外に放り出されるかも...と思っているのに...未踏クンの中で一人カメラを抱えて中庭の写真をパチリと撮った瞬間に2階の回廊から監視しているセキュリティ・ガードがばっちり見ていたらしく、連絡を受けた一人がこちらに走り寄ってくる始末...ぐげっ、この緊張感はドラマの「24」そのもの...おとなしく、カメラはカバンに入れたままだったのだけれど、ポケットに入っていたiPhoneにカメラが付いていたことを思い出し...ひょっとしたら、電話をかける時に指が触れてカメラが誤動作してしまった、なんて言い訳だめかしらん、と思いながらiPhoneを手に握りしめて社内をウロウロ...社内のア スレチック・ジム施設、IMG_0082 長さ3mほどの流れるプール、ミニ・キッチンと呼ばれる簡易食事設備、建物のコーナーにある書籍ライブラリ、松下の電動マッサージ・チェア(創業者があ初めて日本に行ったとき、秋葉原でみつL1060788b けて、なんとその場で購入チェックイン荷物でここまで運んできたとか、今では各フロアのエレベータ・ホールなどに何台もあるそうです。)眼に飛び込んできた、サーバーラックがグーグルが初めてインターネット上で検索サービスを提供した自作のサーバー...現代の1Uに収まるブレードサーバーなど無い時代なので、パソコンのマザーボードの下にコルク版を張ってショートしないように高密度実装、ボードの隙間にねじ止めもしていないハードディスクがゴロリと基盤の上に転がってラックに挿入されているものだから、マザーボードが全て反り返って凹んで見えるという実装方法...学生さんや個人が実験として使うには良いにしてもIT企業のマシンルームであれば、あり得ないって話であります。ところが、その日の夕方コンピュータ・ヒストリカル・ミュージアムへ行ってみれば、グーグルから寄贈されたこのサーバーのラック1本分が、ENIAC、IBM System360、VAX11/780やCray 1に混じって「歴史を創ったコンピュータの1台」として、ちゃんと展示されていたのに驚きでありました。写真は、そちらで撮影したグーグル最初の手作りサーバー...写真右です。下から3段目、5インチのハードディスクがマザーボードの上に転がってるでしょう..マザーボードはみんな...たわわっに、しなっていますね....熱設計なんて関係ない、というがごとく、この正面にドアのような蓋をするのですが、その全ての面に放熱ファン(小さな扇風機がギッシリ並べてあるのもいかにも、「それで動作してるなら、良いじゃない!!」という学生企業(当時)の本領発揮という感じ...スケールは全く違うけれど、自分が半田ゴテを握って作っていたコンピュータもまさしく、こんな感じだったなぁ..
 
IMG_0100 さてその後、かの有名なグーグルの社内レストランへ、グーグルの最初のシェフであるチャーリーさんにちなんだ”Charlie's Cafe”にはグーグル社内で社員総会やバンド演奏をするための常設ステージがあり、キッチン・カウンターには各食材を活かした料理が盛りだくさん...多くのIT企業が飲み物だけはタダそれ以外の食事は社員価格というだけではなく、グーグルは本当のタダ飯を提供しています。(我々のようなゲストにも)....社内にいくつかあるレストランの内、”Cafe5”は全ての惣菜が5品以上の素材を調理したもので、”Cafe150”はレストランIMG_0088 から150マイル以内で採れた素材のみを使っているとか...サンフランシスコ空港の近くに”It's It”というアイスクリーム屋さんがあるのだけれど、そこの特製チョコレート・クッキーサンド・アイスクリームは、袋にGoogleのロゴが入ったパッケージ...それぞれ社内レストランの食事とそこに集う社員たちを見ると会社の勢いや企業文化が見えてくるのだけれど...グーグルの場合は、とても勢いのある会社だなぁ、と改めて感じいった次第。食事の最中にグーグラー(グーグルの社員)の中から各セクションに居る日本人や日本語の喋れる社員が一緒に参加してくれて、グーグルにおける社員生活や、グーグルの文化、午後に予定されている各人のプレゼン内容に関してそれぞれの未踏の子は助言を貰っていました。
グーグルのTechTalkというシステムは、グーグル社内のオープンスペースにあるミニステージにて社外からのIMG_0111講演者が持てる技術を発表しその後Q&Aの時間、個別ミーティングをします。その開放的な雰囲気は、ドアを開けて人が出入りする閉ざされた会議室でするのではなく、人が自由に出入りできるエレベータホールの一角で行われるということも演出の一部なのかもしれません。壁に貼ったTechTalkの演題を見たグーグラーたちは、社員に与えられた20%ルールに従って(自分の時間の20%は与えられた仕事以外のことを自分で探してする)興味のあるテーマをTechTalkの中から探したりもします。TechTalkの招かれた人間にとってのチャレンジは、グーグラーが興味を持ってTechTalkに参加して最初の2分間で「つまらない」と判断されたら、最便列に座ったIMG_0110  聴取者でも席を立って帰ってしまうということも覚悟しなければいけません。TechTalkの内容は社内に中継もされているので、自席で仕事をしながら画面を見て面白いと思ったら席を立ってTechTalkの会場までやってくる...こともありでしょう。さらに、YouTubeを使って過去実施されたTechTalkの内容を閲覧することもできまう。先月開催されたTechTalkで、Ruby on Railsを開発した松本さんが実施したプレゼン内容YouTubeで公開もされており、「未踏の子」たちには、これを見て準備をしなさい、と宿題を出していたのでありました。(写真はいずれも、iPhoneで電話をしようとしたら、間違えてカメラのシャッターが落ちてしまったモノです。あしからず)
今回のTechTalkはすでに、YouTubeで公開されています。ぜひご覧ください!!
    
ツアーも4日目となり、「未踏の子」たちはシリコンバレーの地で自分の実力を思いきり知らされ、完璧にノックダウンした子もいれば、我関せずで他人からの批評は全て褒められていると勘違いをしている子も、ますます元気印でファイトに燃える子もいて、それぞれなのだけれど...私の気分は海外の遠征試合にきた野球の監督のような気持ちでありまして、大リーグと親善試合を望まれてさてどの打順で誰をノミネーションするか(時間の制約で7社のうち4社のみのプレゼン)悩むところでありました。2日目のプレゼンでボロボロになり、後から聞くと凹んでしまって、明日のフライトで日本に帰ろうとまで思った子もいたそうです。一度は自信を失った子たちも、昨日はシリコンバレーで元気に働く日本の先輩に勇気を貰い、若い企業がそれぞれにチャレンジして失敗を糧にして成功を掴み取っている姿を見て、皆フル充電してプレゼンに臨んだように感じます。
IMG_0113 4人のプレゼンを見ると、スライド構成を全面的に編集し直して判りやすくした子、発表の10分前までグーグルの事例を混ぜグーグルにとっても自社の技術がどのような価値があるかを加味していたり、何よりも一人一人が自分自身に自信を付けてパソコンの画面をみて下を見ながらボソボソと語るのではなく、しっかり前を見据えて相手の眼を見ながらプレゼンをしている姿を見て、団長としては本当に頼もしく感じたのでありました。
プレゼンをしている最中に、私の後列で座って聞いていたグーグラーの一人が「Cool!!」、「かっこいい、凄いっ」って言っているのを聞いて、思わず私は「よっしゃーっ」と...指名打者で送りこんだ新人バッターがホームランを一発かましてくれた時の原監督のような気分...に浸っていたのであります。
そして、グーグラーから出た最初の質問は「それで、君の会社の資本構成はどうなっているの?」、未踏の子は「えーっ、まだ身内だけが出資している個人企業で、未だにエンジェルからもVCからも出資は受けていません。」との返事に...きたきたきたぁーっ、グーグル・トークっていうアプローチなのかグーグラーは誰でも同じDNAを共有しているのか、これは危ない...昔、私も発していたかもしれない「ダースベーダーの誘い」と同じ匂いがするぅ...私は心の底で「駄目だぁ、安く買い叩かれちゃいかん、自分の力を信じて自分の価値を相手にもっと相手に認めさせてから交渉しないと、足元みられちゃうよ!!! フォースの力を信じるんだリューク(未踏の子)!!!」と、団長の気分はジェダイの騎士に諭(さと)すヨーダの気持ち!!!
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その後の懇親会で、未踏の子たちとグーグラーの皆さんの間で、突っ込んだ技術の話をしたり歓談をする場があったのだけれど...その写真に写っている皆の笑顔を見れば、今回のツアーで皆さんがどれだけ成長して、何か大きなモノを掴んでくれたか..はっきり、顔に書いてありますよね!!
 
グーグル本社の廊下にあった開発チームの共有本棚に、「イノベーションのジレンマ」があったのを見つけて、原書でも読んでみようと思った人はさらに成長する子...その本を知らない子は、出直していらっしゃい! と鬼コーチ古川団長の千本ノックはさらに続くのであった。
 
4日目はこれでお終いではなく、さらにサンノゼのJETRO所轄のビジネス・インキュベーション・センター:BICへの訪問、日経BP社の狩集さんのインタビュー、サンタクララのコンピュータ・ヒストリカル・ミュージアムへの訪問、ツアー参加者と現地の方との夕食会、さらに私のホテルの部屋での懇親会...とさらに続くのでありますが....東京に戻ってきた私は、人間ドックにて昨日より検査入院(帰国そうそう、2リッターも下剤を飲まされて、可愛い女医さんに大腸スコープ突っ込まれ、4mmのポリープ削除、術中モニタテレビで自分の大腸内をずずっと見ながら、これYouTubeで公開したら変態かなぁ、なんて思いながら....記念にポラロイド写真を貰ってしまった。ポリープ切除には、ポリープの下部に生理食塩水を入れて切除...煙が出た!、その後切り口を金属のクリップでパチンっ、パチンっと2か所止めてお仕舞、思わず「お上手!!」と言ったら看護師さんに笑われてしまった)というわけで...ネットにアクセス不可にて、病室内にてローカルでエントリしているので更新が途切れ途切れとなりますが、あしからず...と言いつつ、今日は未踏のオフ会が15:00からあって、シリコンバレー・ツアーの報告会がある予定なのだけれど...発表資料を作らなくちゃ...ぐげっ、もう朝だぁ...病院を抜け出してどこかで、このエントリをアップしてこようっと...業務命令...ドリキン、本日15:00未踏のオフ会の場所を調べて(ヒントは、TKPお茶の水、ホール5A)参加のうえ、リアルタイム中継をするべし!! 未踏の子でまだ、狩集さんのお宅に御厄介になっている人たち、リモートで観て帰国後レポート提出のこと!!!! 帰国済みの未踏の子、3月20日に東京ビッグサイトPIE開催中にあたり、Eye-fiのヨバルさん来日の予定、PIE探索の後ヨバルさんと会食の予定につき準備されたし(スケジュール開けておいてね) 以上...
 
シリコンバレーへのツアーは、まだ続く....そんんな合間にFUJI CXのドラマ「薔薇の無い花屋」は、先週の録画した第9回をちゃんと見てから、昨晩は生の第10回を観て涙している私なのでした。
 
では、ふるかわでした
P.S. nobiさんの、グーグル訪問記はこちらに、http://ascii.jp/elem/000/000/117/117538/
 
 
3月17日

シリコンバレーへのツアー、3日目(その5)「増井邸にて、本当の天才とは...と思い知る」

L1000140b  未踏の子たちを、天才とおだてて呼ぶには私にはちょっと抵抗があるので、本当の天才とはこういう人のことを言うのだぞ、と体感してもらうために子羊たちを連れて増井邸にお邪魔したのでした。増井俊之さんは、シャープ、ソニーのPCLや産総研でのご活躍の後にスティーブ・ジョブズに誘われてアップル本社に勤務、iPod Touchの日本語入力などを設計した日本の世界に誇るアーキテクトの一人であります。(増井さんの背景1その2その3その4その5本ブログのエントリ1エントリ2
Whole Foods Marketにてアレコレ食材を仕入れて伺ったのですが...「ジャンクフードは要らないからね...ウチの冷蔵庫にあるもの使って」との増井さんからのお言葉...そうは言われても、自分たちの食いぶちは自分で持ち込む、なにやら次の日に今日の昼にMacCafe見かけた大学生がなだれ込んできそうということも伺っていて...明日の食糧や飲み物を補給しておこうとの配慮で、色々仕込みをしておりました。Whole Foods Marketは最近もの凄い勢いで全国展開しているスーパーマーケットで、自然食品、有機野菜、ナチュラル・フードの宝庫であります。体に良い食材を厳選して購入することは決して安い買物ではないのだけれど誰しも気にしていることで、この流れは米国の流通業界の動向にも顕著にみられることです。シアトルでもお気に入りで訪問していたLarry's Marketが閉店してから途方にくれていたのだけれど、Whole Foods Marketはいつ行っても駐車場が満杯で内部の品揃えも勢いを感じます。
L1000090b 外村さんが手羽先を調理するとのことで、私はチーズ、お寿司のパック、ビーフジャーキーに各種ディップ類(アボガドはこんな感じ)、クリームチーズの上にブッカケるサルサソースとか買い込み、IPAなるビールを発見してIPAの皆さんはご満悦、私はFat Tireを見つけて仕込み、仕上げに未踏の子たちに飲ませるワインとしてRIDGEを2本、もったいないからバックヤードに増井さんように隠し持っておいてね、との気持ちを込めてDOMINUSを1本別に仕込んでいざ、増井邸へ..紙袋を増井邸に運び込む時に増井さんは、「ジャンクフードは要らないって言ったじゃない」とは言われたものの、「腹を減らした子供たちにはまずジャンクフードでお腹を一杯にしてからじゃないと..」と発言しつつ、紙袋の中身はジャンクフードじゃない結構まともなモノを厳選して購入したつもり...青山の紀伊国屋で紙ブクロを6袋分くらい購入した感じ...私の運転してきたバンから未踏クンたちに増井邸への搬入を手伝ってもらったところ、1名がオウチからリターンして紙ブクロを持って帰ってくるじゃないですか...「あのう、増井さんがジャンクフードは要らないって言っています」との表現に、「えいっ、お前に細かいこと説明するのも面倒くさい、空気を読め、空気を...小さい子供もいる家庭にジャンクフードを持ち込まれては困るという気持ちに配慮して、有機野菜、にナチュラル・フードで健康に良いものを厳選して購入しているんだ、そのままもってウチに入れ!!!!」と私が言うと、「あのう、ご家族はすでに日本に戻られて今はお一人ですが」との反応...「ばかもん、先方の冷蔵庫の中身を食いつくすつもりで来たのか?明日、他の来客があると聞いているので、その分も含めて補充して帰るぐらいの配慮がないのか?」とのやり取り....最近の若い者は一体どういう家庭教育を受けて社会に出てきているんだ、などとついオジサンの嫌味な発言になりつつ...大きな会社で社会人として揉まれることなく....ベンチャー企業なんて立ち上げてしまう若い子たちは先達たちに礼儀作法などキチンと指導頂く機会もないまま社会人になってしまうのだなぁ、こりゃ何とかしなくちゃいかんなぁ、とつくづく思うのでありました。まぁ、自分の場合も大きな会社ではなく大学を中退してアスキーに8番目の社員として入社したのだけれど、西和彦さんはヤンチャな性格ながら人として礼儀作法にしてはとても厳しく自ら行動実践していた方で、彼の振る舞いを見て自分が恥ずかしい思いをしたり、彼から学んだことも多々あったので....口煩いオヤジとは理解しつつも....未踏の子たちに、「その口のきき方はマズイ」とか「クチャクチャ音を出して食べるな!」とか、「人の話を聞かずに勝手な発言をするな」とか鬼コーチぶりを発揮していたのでした。

増井邸に伺う直前に「まず、伺ったらお招きいただきありがとうございました」と言うこと、ただ座っているのではなく各自宴席のセッティングや食材の仕込みを手伝うこと、部屋を散らかさない汚さない、家具などに傷をつけないように配慮する、ドリンク類をこぼすなどもってのほか、そろそろお暇しますとみんなで帰るタイミングを見計らい、綺麗に片づけて帰るように....と車の中で全員にさとしてから訪問したのでありました。それにも関わらず、グラスをひっくり返してしまう者も出る始末....運転手から社会人教育指導まで、団長の仕事となるとは思ってもいなかった...
増井邸においては、彼の研究開発した各種プロダクツを大きなプラズマディスプレイで拝見しながら、未踏も子たちは、本当の天才から直接ご指導を頂き大満足の雰囲気....宴もたけなわのころに、外村さんが、グッチ裕三の出演するNHK「ハッチポッチステーション」の話題となり、YouTubeにてそれぞれのパフォーマンスを見るにつけ、私は笑い転げまくりでありました、70年代のロックシーンをモチーフにしたパフォーマンス10何曲を、思わず私のiPodVideoからオリジナルのミュージックビデオと対比させて交互に演奏するということをやっていたのだけれど...結局、オリジナル曲のビデオを持っていなかったのはベィシティ・ローラーズだけだったのではありますが....悪ノリしまくっている外村さんと私に...増井さんが「ねぇ、何か面白いほかのコトしようよ!!」との御言葉....マズイ、空気読めないのは私たち(古川+外村さん)であったとオジサン2人で反省しきり....
楽しい時間を過ごして深夜12時には、解散後ホテルに戻ったのですが...私のバンに乗りきれない人たちを増井さんは親切にも自分の車で送ってくださったのでした。そして、長い1日がやっと終わったのでした。 実は終わらずに...さらに私の部屋で2時過ぎまで飲んでいたのだけれど...次の日は、このツアーのハイライトのひとつでもある、グーグル訪問で「Tech Talkにてプレゼン」という重要な日でもあるので、解散...就寝...と思いつつブログエントリをそれから私はしていたのは、ご存知の通りであります。
 
私のチームは「闇鍋ツアー」を刊行したのですが、もうひとつのチームは「寄せ鍋ツアー」斎藤副団長の元に企業訪問したお話は別途こちらにアップされています。http://ascii.jp/elem/000/000/117/117296/

では、ふるかわでした
P.S. スタンフォード大学で出会った大学生8人組、その後アップル本社で木田さんと会食をしているところで出くわして、その次の日には増井邸に8人で押し掛けてきたそうな...心優しい増井さんは8人の学生を歓待して、そのまま8人の学生は増井邸に泊まってしまったのだとか...若いウチには、訪問してそのまま朝まで床で寝てしまい...というのも楽しい時間でありましょうが....東京のウチでも息子の友達が20人以上宿泊していることはよくあることで...はありますが...増井さんのウチにお世話になった学生くんたち....せっかく増井さんが素晴らしいお話をしてくださっているのに、床に座ってひたすらメールをしている輩もいたとか...それでは失礼かもよ!!とオジサンは一言言っておこう...自分も若いころはずいぶんとメチャクチャをして大人に迷惑をかけたもんだけど...自分のことを「バカ野郎!!」と優しく指導してくれた先輩もいて、彼らのおかげで今の自分があるとつくづく思うのであります。というわけで、私も次の世代を担う若者に「鬼コーチ」として今後も教育的指導をしたいと思うのです。

3月16日

シリコンバレーへのツアー、3日目(その4)「DANGERの価値をマイクロソフトは買収後に活かせるのか?」

先に結論を出してしまえば....答えはNOだと簡単に予測できます。それは、WebTVの失敗からマイクロソフトは何も学んでいないので、これまた同じことを繰り返すだろうと考えられます。シリコンバレーへのツアーと直接関係ないのだけれど...シリコンバレーでの失敗事例/成功した人たちから未踏の子たちが是非学んでほしいというポイントが、教科書に書いていあるだけではなく、素晴らしい事例としてDANGERの事例に凝縮しているので....
 
まず、DANGERのSidekickに関していくつかの紹介記事をみつけましたので以下にリンクを(訪問後に調べたのだけれど..こういうフォロウもちゃんとしましょうね>未踏の子たち);
上記記事に対して、Life is Beautifulの中島聡さん(おもてなしの心のというべきか)が秀逸なトラックバックを張っておられます。その読み(マイクロソフトがグーグルを訴えるためだけに、DANGERを買収したのでは、という視点なのだけれど...)こちらに、http://satoshi.blogs.com/uie/2008/02/will-microsoft.html
 
L1000207 かのウオズニアックも参画していた企業DANGERの昨年9月末における財務状況は以下の通り(ネット上の検索だけではなく、税務報告書などからその会社の財務状況や会社の状態を読み取る訓練も必要だね>未踏の子たち....でも最近聞いた良い話で、米国のMBAに通う友人がMBAのコースで財務諸表を読む訓練を受けた時にレポート提出後に最初に教授に言われたことは、「財務諸表なんかいくらでもデッチアゲられるのだからそこに書いてあることをそのまま信じちゃだめだ!」と言われたとか....でも、この手の資料を読める訓練はすること...だって...DANGERの公開資料がそう、というわけではないですからね...そうそう、未踏の子たちも海外へ展開するときには、当たり前だけどこんな資料も提出/公開しなけらばいけなのだからね>未踏の子たち;
L1000220b 2007年度の売上は$56.4Mに対して、単年の損益は$12.4M、累損は$188M(約188億円)利用者は100万人弱で過去5回の資金調達で142億円ほどの出資を受け、その中にはNYのSoftbank Capitalなども含まれる。上場へ向けて準備に入ったところに、マイクロソフトが買収をしたという経緯...累積赤字が188億円もある会社ではあるけれど、強烈な支持をカスL1000186 タマーから受けており、iPhoneに対抗しうる唯一の選択肢がT-MobileのSidekickであり、その根幹を支えるDANGERであることには間違いないわけで....しかしながら、創業者のAndy Rubinが辞めて(これまたWebTVで一緒だった人)が、Androidを始めて、Googleの傘下に入ったという背景
http://japan.cnet.com/blog/0002/2007/11/06/entry_25001168/
を汲み取って、上記中島聡さんのエントリとなったわけですね....
こちらのエントリによれば、中島聡さんもSidekickのデビュー当時にアプリケーションを提供したいたのだということも分かって、これまた人間ネットワークの妙を感じたのでありました。
さらに、海部さんのコメントはこちらに;
 
さて、本題のDANGER訪問記はさらに....
L1000222 (2) DANGERの社内見学を終え会議室にて、DANGERのビジネス開発担当ディレクターの一之瀬さんからお話を伺う機会を頂きました。話の最初にこれまた、「古川さんとは、前職(日立)の時代に何度かお会いしたことがある」とのこと...眼の前にいるDANGERの3人ともそれぞれ前の会社(WebTV、SONY、日立)でお会いしていたことに本当にビックリ
 
L1000219 シリコンバレーから学ぶもの、セオリー1:現在どの会社に帰属するかではなく、人間ネットワークは継続してその人の人間力を判断する...あるフェーズで失敗しても、それから学習し次なる失敗を恐れずチャレンジする人間にシリコンバレーの人たちは寛容である。しかしながら、L1000223 個人として信用を維持することは..とても大事で...それぞれのフェーズで人を裏切ったり、自分自身の美学を貫かずに妥協してしまったり、「おもてなしの心」を忘れてしまった人間は信頼を失い、脱落していくのだろう。
 
もとい、DANGERに訪問した未踏の子たちの何人かは、自らOSを創れるだけの技術力を持っていたり、携帯のブラウザをゼロから開発してドコモやauに実装しようとしていたり、ネットワーク管理のソフトや映像サービスなどを実現するソフトウェアの開発者でもあり、若手の経営者でもあるのです。そんな彼らにとって、DANGERが成し遂げた以下のステップは自分たちの目標として掲げても良いもので、;
1. ハードウェアをゼロから設計し、それにOSや、JavaVMを実装する
2. ブラウザーだけではなく、基本アプリケーションからサービスまで自らデザインし提供する
3. キャリア(T-Mobole)から信用を得て納入実績を作る
4. SHARPを始めとする巨大企業にDANGERのアーキテクチャを採用頂き信用を得て、その製品をキャリアに提供する仲立ちをする。
5. ヘッドエンドサービスを構築・維持し、ユーザー管理から月額課金まで自分たちで運用する(この辺は、キャリアさんとの作業分担もあるとは思いますが)
6. 多くユーザーから支持を得て、ユーザーの皆さんが友人に勧めてくれる、各種テレビドラマや映画においてDANGERを使うシーンが登場するのは、多額のお金を積んだスポンサーシップによるものではなく、出演するタレントたちや、監督/プロデューサーの意思によるものだというポイント
7. 自ら構築した環境をひとつのプラットフォームとして提供し、アプリーケーションやサービスの提供を第3者にお願いする。
7. DANGERの価値を高く評価し、マイクロソフトが買収したという事実....買収金額は知りませんが、YouTubeとグーグルの話やYahoo!とマイクロソフトの話ではなく、DANGERのマイクロソフト買収の話から、「シリコンバレーの成功物語」と「お金に糸目をつけず、良い会社を買い漁っているけれど、全然判っちゃいないマイクロソフト」のコントラストが読み取れるのであります。
 
ツアーの3日目、16人の小さな会社Eye-fi、大きくなったアップル、そしてDANGER、サイズの違いやフォーカスはそれぞれ違うものの、卓越した技術とビジネスモデルに加えて、熱狂的なユーザーに支えられて成功している会社...そしてそれを支える魅力的な人たちに触れて、未踏の子たちも何かを掴みとってくれたような感じがします。この日は、それから増井邸に伺う前にWhole Foods Marketにて有機栽培の食料品や飲み物をしこたま購入...増井邸のパーティへ突入したのであります。
 
では、ふるかわでした

シリコンバレーへのツアー、3日目(その3)「マイクロソフトの買収したDANGERのデザイン担当ディレクターは、"危険な花嫁”か?」

L1000182  外村さんの電話で、DANGERに訪問する機会を得て再び自らバンを運転し、DANNGER!社に訪問....2008年2月11日にマイクロソフトが買収を発表したことで話題になったDANGER Inc. 携帯電話のインターネット環境において革新的なサービスで大成功を収めた会社....その成功までの歴史と背景を「未踏の子たち」と一緒に勉強しに行こうと、DANGERに伺ったのでした。 急なお願い(1時間前のこと)にも関わらず、未踏闇鍋ツアーの訪問を心良く引き受けてくれたのは、日本人の"園田 弓恵”さん(失礼、園部さんではなく、園田さん)でした。実は2週間ほど前に、私がシリコンバレーに伺うという話が外村さんから出たときに、園田さんが「古川さんの過去を知っている」という危ない情報が東京まで飛んできて....誰だれ、その人、うーん思い出せない、顔を拝見すればきっと思い出せると思うのだけど、なんてノリでお互いの昔の写真など添付メールでやり取りをしていて...「あっ、あの時の...あの人だぁ..」ということになったのでした。今から20年ほど前に、マイクロソフトはTIGERというビデオ・オン・デマンドの実験プロジェクトをやっていて、その頃横須賀L1000219 (2)のケーブルTVにてNTT殿実証実験をしたり、そのシステムを航空会社のフライト映画再生システムに採用してもらおうとSONYのVAIOグループの方々(今は、グーグルにおられる辻野さんたち)とミーティングを繰り返していたのです。その頃ソニーのデザイン部門(当時から出井さんの直轄)で、とてもとても鼻っ柱の強い女性がいて、SONY社内だろうが社外だろうが自分の意見をズドーンっと主張する元気印の女性がいたのでありました。その方が、園田さん!!! 本人が言うには、SONYの入社試験で人事部を含む幹部から、この娘は採用を見合わせた方が良いのでは、という全ての意見を出井さんが覆して「面白い子だから採用しよう!!」と言われて採用になったとか...その当時、シアトルでの会議や米国のコンベンションでマイクロソフトとSONYのお食事会なんて時に何度かご一緒したのでありました。その話を思い出す中で、「古川さんは、テキサスで僕はGPSいらずなんだって自慢して、ご自身でレストランまでかっとび運転をして、全然関係ない方角へ運転していった。」なんて証言まで飛びだして....なんだ暴走特急のクセは、今と変わらないじゃん、と思った私....思わず、DANGERオフィスの入口で再会してハグしそうになってしまいました。

さて、このDANGERという会社は、SHARP製の携帯電話+コミュニケータ上でサービスを提供している会社で、T-MobileからSideKickというブランドで販売しています。左と中がSHARP製の2008年9月に出た新製品Sidekick LS、右がSidekick Slideでモトローラ製...DANGERの卓越した所は、端末用のOSをゼロから開発し、高速なJavaのVMマシンを実現...多くの会社がJavaVMの実装はパフォーマンスの点で高速な通信アプリは実行不可能と思ってネーティブ・コードで開発実行しているところに、DANGERは自らアームチップを搭載したマシンの試作機を設計、OSとJavaVMの実装、インスタント・メッセージや基本機能の開発、魅力的なUIとデザイン、さらにヘッドエンド側のユーザー管理と課金管理、キャッシング、データベース管理、アプリケーションのプッシュ、サードパーティのサービスの提供を全て自社で達成したことでしょう。日本のアプリックスやアクセスも同様のアプローチをして携帯電話やパーソナル・コミュニケータ用のOS、ブラウザ、アプリケーションを開発していますが米国におけるSIDEKICKの成功は、単なる機能の優位性だけではなく、ユーザーに携帯端末を利用したIMやその他のサービスを啓蒙し、なおかつ電話が繋がっていないときにもWiFiを常時接続しアプリケーションのマルチタスク多重化を実現したこと、さらにWiFiの電波が途切れるような場所でもホスト側のキャッシュとバッファによりメッセージの送受信が途切れることがない、という優れものなのです。驚くことに、平均的なユーザーは1か月に4275通のメッセージをやりとりし(内訳:2996のIM、221の電子メール、1056通のテキスト・メッセージ)、445ページビューのWebブラウジング、80%のユーザーが有償のコンテンツをダウンロードを月に2回から3回しているそうで....ユーザーは月額20ドルの使用料/購読料を支払うことになります。
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機能とサービスの充実には驚愕ですが、驚くことにそのデザインセンスの良さに若者から圧倒的な支持を得ており、多くのテレビや映画タレント(パリス・ヒルトンを含む)が自ら使っているSidekickが映画やテレビで放映されるシーンも数多いようです。最近の映画やテレビドラマの24などでもおなじみのシーンですね....さらに驚くことは、そのビジネスモデル....DANGERはSHARP製やモトローラなどの端末に対していくらぐらいのローヤルティを請求していると思われますか?...なんと、タダなんだそうです。後に月額のサービス料で儲けるから良いという発想で、なおかつキャリアのT-Mobileが有名になる前からサービスを支援してきたので、単独ではなかなか入り込めなかった日本の携帯電話生産会社であるSHARPが安く買いたたかれることもなく、製品提供ができるようにDANGER自らがSHARPとT-Mobileの橋渡しをしてあげたようです。その結果、米国市場熾烈な競争で短命に終わり、次から次へと機能を増した携帯電話を出荷し、結局値段だけの競争に突入するは誰もが疲れ果ててしまいます。iPhoneは卓越したアーキテクトがユーザーの度肝を抜くような製品だとすれば、SidekickはDANGERの提供するSidekickはユーザーに支えられて、ユーザーの要求に応えた製品..と思われます...

L1000213 (2)創業者のひとりでCTO(最高技術責任者、園田さんの旦那さんでもあります)のJoe Brittさんと会ったら、「僕はSamさん(古川)と、東京で晩御飯を一緒に食べたことがある」って話になり、何と元WebTVのコア開発者で、マイクロソフトがwebTVを買収した後、当時私は日本のWebTV会長を兼任していたので、米国webTVの創業者スティーブ・パールマン氏と一緒にJoeさんと一緒に御飯を食べたのでした。その時のことは全く思い出せないのだけれど、Joeさんは1992年頃アップルに入社し、その後3DOへ、さらにカタパルトという会社を経由して、WebTVにいたこともあって共通の友人も沢山いることが判明、おもわぬ再開にビックリしてさらに園田さんの旦那さんであるということにもビックリ!!! L1000200 (2) DANGERの提供する端末や、ヘッドエンドサービス、サービスの概要は、WebTVのそれとそっくり...限定されたスクリーン・サイズに既存のHTMLホームページを高速に表示するためにページ・コンポージングや画像ファイルのさらなる圧縮やキャッシュをしたり、回線が不安定な時に再送する、ユーザー管理のDBをSunBox上のORACLEで廻し、アプリケーションサーバーをDELLのブレードサーバーで廻す..おいおいっ、どっかで見たことのあるシステム構成だよねぇ...とJoeさんに聞いたら、ニヤニヤししていました。社内のアチコチを歩きまわって紹介してくれたのだけれど、もう一人の創業者の個室に、「ほらね、昔のWebTV Boxが裸で床に転がっているでしょ? だって..(右写真).もちろん、携帯電話+WiFiをサポートするために無線系の開発テストができるように電波暗室の設備があったり、ハード、ソフト、デザイン、サービスのそれぞれの開発チームは相当な数でありました。実験用のサーバールームも見せてもらったのだけれどちゃんとした設備でありました。本サービスを運用する場所は別にあるそうです。
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園田さんとJoeさんが結婚式を挙げるまさしくその日に、長年にわたり交渉を続けてきたSHARPの三坂取締役がシリコンバレーに訪問され最終交渉の会議が開催されることになったのだそうです。(彼らの口から出た名前ではなく、SHARPの役員が...と表現されたので、私が三坂さんでしょう?と推測したら、当りだった。この手の話で自ら取引先の名前を自慢げに語らないという点でも信用のおける人たちだと理解しました。>しっかりノートを取ってね>未踏クンたち) 話は戻って、重要な会議と結婚式が同じ日の同じ時刻でスケジュールは動かしようがなく、花嫁はウエディング・ドレス姿で結婚式場を抜け出し、急いでビジネス・スーツに着替え会議を済ませ、その間披露宴のお客様をパーティ会場に待たせたまま...会議後にまたウエディング・ドレスを着て披露宴に戻ったそうです。なにやら、映画の”プリティ・ブライド:米題名はRUNAWAY BRIDE”のジュリア・ロバーツのようだなぁ、と思わず笑ってしまいそうになりました。オフィスの中を一通り見せてもらった後に、園田さんが、「では、デザイン部門もご紹介しましょう。」と言ったらJoeさんがが「デザイン部門はあまり見るものないんじゃないの?」と発言..すかさず、「デザイン部門の責任者の私が是非見せたいって言ってるんだから、文句ないでしょ!」うっ、久し振りに見た園田さんの電撃ショックのよう発言!!! そこで園田さんに私が「デザイン部門責任者としての発言としてだけではなく、家庭内における夫婦間のパワーOFバランス(力関係)を垣間見たような気がします。」と言ったら、園田さんは「ギャハハッ」と豪快に笑っておられました。

もう東京行のフライトに乗らねばならないので、今日はここまで、シアトル空港にて

では、ふるかわでした

3月15日

シリコンバレーへのツアー、3日目(その2)、「スティーブ・ジョブズは"刺身蕎麦"の夢を見るか?」

L1000176 増井さんのご案内で、アップル本社に「未踏の子たち」を連れて侵入せり、彼らのミッションは”Mac Cafeにて社員向けランチメニューをチェックし、アップル本社に働く社員から何かを学ぶ”というお題でした。カリフォルニアの青空の下、星条旗、カリフォルニア州の旗、そしてアップルのロゴの旗がたなびく本社正面入り口には既に増井さんが私たちを待っていてくださいました。(受付から内線電話があってから何分も後に自分のオフィスから駆けつけるのではなく、その時間に合わせて待っていてくださった増井さんの配慮...これも”おもてなしの心”のひとつですね、ぜひ見習いましょうね!!!>未踏の子たち)..さっそくアップル本社へのゲスト入場証を作成してゲートをくぐります。本社受付をくぐった後は大きな中庭に面して4階建物に囲まれて芝生の中を遊歩道があるスタイルはまるで大学のキャンパスのようです。アップル本社、社内でのカメラ撮影は原則禁止されているようですが....肩からぶら下げたカメラのシャッターがなぜか落ちてしまい、そこに写っていた写真を公開してしまいます。

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L1000104bJPGアップル本社で是非実現したかったことのひとつが、アップルの社員食堂”Cafe Mac”でランチを頂くということえありました。実は、こんなサイトもあって、スティーブジョブズがアップルに戻ってきて「社員食堂が充実した」、「食堂に働く人もみなアップルの社員で、みどりさんと高橋さんという素敵な人がいる」「スティーブ・ジョブズが蕎麦好きで、彼女は蕎麦打ちの修行に出たことがあるそうな」「ジョブズは蕎麦の真髄が判っていないので、"刺身蕎麦"なるものがメニューにあり、それを食べると絶対後悔する」とまで伝説になっていたのでありました。L1000105bどうやらその伝説は事実であり、蕎麦打ち修行にでられたのは”みどり”さん、アップル社員でアップルロゴのキャップを被った写真の笑顔がとても素敵な方でした。蕎麦打ち修行の場所は、一説によればニューヨークとの話もありましたが、事実は”築地の蕎麦打ちアカデミー”2002年11月の事らしいと判明しました。噂の”刺身蕎麦"は写真のようなモノ....これはみどりささんのアイディアではなく、誰か(ジョブズなのか、レストランのマネージャーなのか聞くのを忘れた...)のアイディアだそうで....今日は、茶ソバとなっています。それ以外に温かいもの冷たいもの、シイタケ蕎麦なんてものもメニューにあって、さらにその場でお寿司も握ってもらえます。私も、一瞬美味しそうな窯焼きピザに惹かれたのだけれど、初心貫徹と今後の話の種にも...刺身蕎麦、頼んでしまいました。
それで、結果としては....うーん、蕎麦と刺身は別のお皿で食べたいという個人的な感想であります。はいっ.....

L1000137アップルの木田泰夫さんとついにお会いするチャンスが巡ってきた....お昼ごはんを食べていたところ、日本人らしきオジサマ(私より11歳若い、実は42歳))が外村さんに声をかけてきた、「日本から来る学生さんたちと昼食を一緒にしようと思っていたのだけど、まだ来ないねぇ」と...私はすかさず彼の社員証を見たらKIDAと書いてある..私は思わず食べかけのランチもそのままに直立不動....「私にとっての神々の一人が眼の前に降臨してきたと」というほどの衝撃!!!、かの”ぱろある亭”の筆者で.....「ことえり」や「ヒラギノフォント」の開発者の一人としてアップル本社に勤めてから18年...最近は"Leopard=MAC OS X”の開発にも深くかかわった方です。(関連記事1、)....うかつにも、私のブログにてメイリオのフォントの話を書いた時に、素晴らしいコメントとご自身のブログを拝見しながら、kidaさんが木田さんだと理解できなかったオマヌケな私....木田さんの社員証を見て、木田さんからご紹介を頂いてKIDAさん=木田さんということに気づきほとんど赤面状態...”あこがれのあの人に、ついに出会った”という状態でランチの食べかけなど気にせず...会話が始まったのでした。「未踏の子たち」は座ったまま食事に夢中、木田さんを訪ねてきた学生さんがようやく到着して席を離れた後、L1000110 私がランチのテーブルに戻った時に「未踏の子」の一人が、「古川さん、今の人だれだったんですか?」と...私は思わず、そういうときは「失礼ですが、自己紹介させてください。私も会話を伺ってかまいませんか?」と言って割り込んでくるのがシリコンバレー流だぜ、と鬼コーチになりそうだったのだけどジッと我慢....木田さんに会えてお話ができたことに興奮気味で...ほんの少しの時間だったけれど....TrueTypeのヒンティングに関して、メイリオに関して、シリコンバレーで働くということに関して多くの事を彼から学んだ気がします。お話をしながら、木田さんがシリコンバレーで楽しく仕事をしている雰囲気が伝わってきて思わず写真をたくさん撮ってしまいました。彼の素敵な笑顔の理由は「蕎麦処ぱろある亭」や「さくらこ日記」などを拝読すると、理解できるような気がします。アップルで働くことが”上を見て仕事をするのではなく、天を仰いで仕事をしながら”、"家庭人としても素敵なおとうさん”であり、”技術をもっておもてなしの心を提供する”素敵な人生の過ごし方を拝見した気がしました。初日にスタンフォードで会った日本人大学生のツアーの皆さんに再会!!!....木田さんを囲んで多くのことを学ぼうという姿....その脇でしっかりとデザートまで満足そうに食べている「未踏の子たち」を見て、これまた「ロバと井戸の話」を思い出すのでありました。ふうっ!!!
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L1000107 未踏の子たちの何人かは、ランチの時間に増井さんを囲んで談笑...みどりさん、木田さん、増井さんに共通することは、みんな笑顔が素敵で、私は”毎朝、会社に行くのが楽しくてしょうがない”のだろうなぁ...みんな”おもてなしの心”を理解しているだけでなく、自ら実践しているのだろうなぁ...彼らはまるで、「神々の降臨か、大喜利のメンバーか、七福神か」という感じで.....出会う人を幸せにしてくれるパワーがあるなぁ...とつくづく感じ入ってしまいました。マイクロソフトの社内でも彼らと同じように"卓越した技術を持ち”、”天を仰いで仕事をするプロフェッショナル”で、"自己満足ではなく、お客様の笑顔が見たくて仕事をしている”エンジニアも沢山いるのに、アップル本社に勤務する彼らのようなこぼれるような笑顔が見られないのは何故なんだろう、と考えこんでしまいました。カリフォルニアの爽やかの陽気とシアトルのどんよりとした天候の違いだけではなく、それぞれの会社の文化やマネージャーの資質の違い....などもあるのだろうな....と思っていたのだけれど...この次の日にグーグルに行った時に気がついたことがあった....これだ、これに違いない!!! アップルもグーグルもランチを車飛ばして食べにいくのではなく、最高の食材で、正社員のシェフたちに最高の素材を使って社員の健康を気遣い美味しい食事を提供してくれていて、そこに集う社員たちがはつらつと会話をし、訪問したお客様をもてなしているんだなぁ....とMac Cafeでほこらしげにアップルロゴのキャップを被ってお寿司を握ったり、お蕎麦を提供する”みどり”さんと、木田さんのお嬢さんとの会話をブログで拝読して....会社勤めをするということだけではなく、”豊かな生活を送る”ということの真髄を見たような気がします。増井さんについては、http://furukawablog.spaces.live.com/blog/cns!156823E649BD3714!8347.entry 彼の業績は昔から存知あげていたのだけれど、実際に会話を交わすようになったのは、この数か月のこと....

帰りがてら、アップル・カンパニー・ストアに立ち寄り、お土産を仕入れた未踏の子たち、こういうときになると...さらに元気になってしまうのは、彼らも私も同じかなぁ?ランチで、デザートまでしっかり食べていた「未踏の子たち」は、アップル本社への訪問で何を学んだのかな? ...この訪問がキッカケで....未踏の子の一人が、アップルのiPhone担当者と直接会議をする機会を得て(それも、帰国日の早朝)、自分のプロジェクトをアップルのキー開発者にレビューしてもらい、助言を頂きさらにレリースしたばかりの、iPhone SDKの概要を直接コーチして頂くとという栄誉に繋がったのでした。(というわけで、表敬訪問とランチを頂くという以上の成果は確実に実って帰国をされることになるのでありあます。よしよしっ!!)

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L1000174 このランチを企画してくれた、外村さん、Andrewさん、(彼もFinal Cut Proのエンジニアさん)、ありがとう!!!

ランチを食べながら外村さんが、「例の”ゆみえ”さんの所に会いに行ってみますか?」と連絡を取ってくださり、「古川暴走特急の牽引する未踏闇鍋ツアー」3日目(その3)へ話はさらに続くのであった...

nobilog2も更新中:http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/

 

では、ふるかわでした
P.S. 文中「未踏の子」と呼ばれる”子羊”たちは、IPAが主催し、古川享が団長を務めるシリコンバレー訪問ツアーに参加された方々....IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択された優秀なプログラマー(スーパークリエイタ)の中から応募のあった7企業9名の参加者を意味します。

シリコンバレーへのツアー、3日目(その1)

2日目の夜(時系列が錯綜してしまいました)は、プレゼンテーションの後に参加者と立食パーティなのでした)3日目の夜は、増井邸に12名ほどお邪魔して、宴会...iPod Touchの漢字予測入力やいくつもの斬新なソフトウェアを開発されている増井さん直接プログラム開発の極意を伝授してもらうという光栄に預かりました。
開けて(もとい)3日目の朝、ホテルから歩いて行ける距離にある、”Fry's Electronicsのマザーボード売り場”にて10時半集合...というわけで、「未踏の子たち」は8:00AMに開店するFry'sに訪問して朝からハードディスクや、USBメモリ、手書き入力パッドDigiMemo(http://www.pothos.to/shop/dma501/dma501.html)KIPPadなどを購入、私は時間ギリギリまでブログのエントリをしていたので。10:20AMに車を出して、500mほど先のFr'y'sへ飛ばしまくり....Fry'sの中を「マザーボード売り場はどこだぁ?!?」と叫びながら走り廻る、団長こと古川享....先に買い物をすませた、「未踏の子たち」を乗せて、一路マウンテンビューへ....AMTRAKの駅近くカストロSt.のコーヒーショップ、Red Rockにて朝食代わりに”カフェ・マキアーノ”を飲んで、カフェイン急速充填...Caltrainが走ってきて、nobiさんを駐車場に残したまま駅のフェンスに駆け寄って撮ったのが、この写真(客車を先頭にディーぜル機関車を最後尾に繋ぎ推進運転で爆走!! 私も朝から暴走特急、全開!!なり);
その後、駅から100mほどのベンチャー企業、Eye-fi(http://www.eye.fi/)を訪問しました。(関連記事1関連記事2)Eye-fiカードとは、SDメモリのフラッシュカード2Gbの中に無線LANの機能を詰め込んでしまったもので、デジカメに装着すると撮影したデータが即座に自分のパソコンに無線LANで飛んでくるだけできます。さらに無線LANの登録をすると、パソコンやMacを経由せずともリアルタイムで写真投稿サイトなどに写真が伝送されるという優れもの...約100ドルで、米国でも市場に試験販売されたばかりのホットプロダクツです。
創業者のYuval Korenさんが、社内を案内してくださり、その後「未踏の子たち」に、Eye-fiの企業紹介とシリコンバレーでベンチャーを起業するには...というテーマで会談をしてくださいました。オフィスは各ブースで区切られてはいるものの個室ではなく、社員全員(16名)が全て見渡せるような距離感で仕事をしています。(社員が持ち込んだワンちゃんが、嬉しそうにじゃれていました。)会議室ではなく、個人のブースに立ち寄った2人と3人で会議をしていたり、机の上には組立て途中の試作品回路が乱雑に散らかっており、その横ではソフトエンジニアがコードを書き、さらにその裏のブースでは各社のデジタルカメラと接続テストをし、サービスを提供するWebデザイナーがそばで仕事をしているという環境...小さなスタートアップ企業の元気印一杯の雰囲気が伝わってきます。
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L1000074左から、ジャーナリストの林信行さん(nobiさん)、  IIDev Corp.の鎌田さん(未踏)、IPAの占部理事、Yuvalさん(Eye-fi創業者)、Naked Technologyの平野さん(未踏)、LoiLo Inc.の杉山さん(未踏...頭は寝ぐせでは無く、そういう髪型と思われます)、Create Technologiesというベンチャーで画像認識技術を開発する佐藤公一さん、一番右は、今回のコーディネーションをしていただいた外村さん(元アップル・ジャパンのマーケティング本部長、シリコンバレーで起業+コンサルテーション)の面々...未踏の子たちも大きな刺激を受けたようです。上のコーヒーメーカーは冷蔵庫から出したミルク容器をパイプダクトで繋ぐとスチームド・ミルクが生成されるという優れもの...オフィスの片隅にあったので、思わず写真を撮ってしまいました。
 
帰り道の中で、未踏の子が「会社としても成功への道が開けて、VCが投資をしてくれて、デビューした製品の評判も良いのに、Yuvalさんの表情に何か暗いものを感じるのはなんででしょう?」という質問をされて..外村さんが、「出資をしてくれたVCの指導で外部(元ロジテック)から社長を入れた結果、Yuvalさんの立場は社内で2番目になってしまったんだ...潤沢に資金は投入され、企業としても飛躍しようとしていることは創業者としても嬉しいのだろうけれど、外部の資本が入るということは同時に自分だけの会社ではなくなる、ということなんだろうね...」というお言葉に....未だ若い「未踏の子たち」は一人を除いて全て自分の創設した会社の代表取締役なので...Eye-fiの訪問から何かを感じ取ってくれたのかもねぇ...と思った私なのでした。よしよしっ!!
 
3日目、まだ昼メシ前...お昼ごはんは、アップル本社のMac Cafeへ....なんとも贅沢なランチを頂くことになるのでした。3日目のツアーは「闇鍋ツアーなので、何処へ行くか事前に教えないよ!」と未踏の子たちには伝えて、私がバンの運転手をしたのだけれど....以下、続く....
 
では、ふるかわでした
P.S. 同行取材されている、林さんの2日目の記事がこちらにアップされていました。
3月13日

シリコンバレーへのツアー、2日目後半

スタンフォード大学のお膝元エルカミノとページミルの交差点近くにシリコンバレーには珍しい少し高めのビルが建っているます。そこには、昔から金融機関の支店、証券会社、ベンチャーキャピタルや弁護士事務所が集結しているのだけれど、その中にあるMorrison&Foester 法律事務所(http://www.mofo.com/)の会議室をお借りしてシリコンバレーのベンチャーキャピタリストたちや、現地で活躍されているベンチャー企業の皆さん、ジャーナリストの方々をお招きして、”スーパークリエイタ”の方々よりプレゼンテーションをする機会を頂きました。場所の提供など現地でMoFoの島崎さん(http://www.mofo.com/attorneys/7233/summary.html)には本当にお世話になりました。ありがとうございます。ホテルの宴会場ではなく現地の弁護士事務所の会議室にを利用させていただくことにより、コスト削減のうえに数多くの人脈を得ることにもつながりました。
英語でのプレゼンに皆さんドキドキしながらチャレンジ...「結論を最後に持ってくるのではなくて、最初の2分間で自分は誰で何を提案しているのか明確に語り、しっかり相手の心を掴むんだよ」、「技術の内容だけではなく、会社ビジョン、現在の資本構成、マネージメント能力、ビジネスモデル、競合他社の動向、自分たちの優位性、知財の登録申請経過、など必ず質問してくるから、準備をしてね」とあれやこれや細かく指導をしてきたのだけれど....私は、息子たちの晴れ姿を遠くから見守る父親の心境でした。始めてアメリカに来た人もいるし、着いたその日からレクチャーで次の日の朝からプロに付いて予行演習、そしてそのまま夕方にプレゼンという強行軍であったのだけれど、よく頑張ってこなしてくれました。私はツアー参加者の人たちからは、”鬼コーチ”と呼ばれているようですが...愛のムチだと思って耐えてくださいね...来場者からは厳しい質問ばかりではなく、「これこそ、私の欲しかったプロダクツだ」とまで発言して頂いたことに、"スーパークリエイタ”君も思わず笑顔が見えていました。
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日経BP TechOnに詳しい記事が掲載されています。日経エレクトロニクス 狩集(かりあつまり)さんが素晴らしい記事にまとめて頂きました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080313/148914/
合わせて、同行取材をされている林信行さんの記事はこちらに、
http://ascii.jp/elem/000/000/116/116097/
 
プレゼン終了後に、レセプションがあって参加者の皆さんとパーティの場にて歓談している中でようやく緊張も溶けてきて、雄弁に語っている”スーパークリエイタ”君たち...今回の経験が世界を相手に勝負するキッカケになってくれたら嬉しいな、と思っています。明日もまた、忙しい旅になりますよ!!
 
では、ふるかわでした

シリコンバレーのツアー、2日目

L1060636 (2)昨日は、朝からEarnst & Youngのプロフェッショナルたちと三菱商事の事業開発を担当されていてシリコンバレーの動向に詳しい中村幸一郎さん、そしてカリフォルニア州立大バークレイ校の Naeem Zafar教授から「シリコンバレーにおける起業化の手順」「シリコンバレーにおける成功事例/失敗事例」「シリコンバレーで成功するための10ステップ」「プレゼンテーションの極意」」、といったテーマで講義を聞きました。
 L1060659  Naeem Zafar教授は、6つの企業をスタートアップし、自らバークレイ校でMBAスクールの教鞭もとっておられる方です。http://www.concordiaventures.com/partners.php そして、Concordia Venturesという起業家を支援するコンサルティング会社の代表者の一人でもあります。米国においては自ら起業化に取り組んで成功事例や失敗を経験し、その経験を持って大学にて教授を務める、そしてコンサルティング会社を経営し若い企業家(アントロプルヌール)を育成するという方が沢山おられます。彼の話したテーマ「シリコンバレーで成功する10ステップ」では、シリコンバレーで成功するための10の秘訣をステップごとに説明して頂きました。”なぜ、シリコンバレーだと旨く行くのか?”と
いう話の中では、シリコンバレーの風土として...
  • 素晴らしい人材の宝庫である(ベンチャー・キャピタル、教育界、サービス事業者、創造を支援するインフラ)
  • 批判的に駄目な理由を見つけるのではなく、まず何かを気軽に創造的なことやってみようという気風
  • 人種のるつぼ... 技術開発の必須要件であり
  • 失敗を恐れない、
    ”失敗を責めて2度とチャンスを与えない”というのは最低で....シリコンバレーにおいては、「失敗したの、それは素晴らしい...それから何を学んだの? 失敗した君なら同じ失敗は繰り返さないだろうから、何の失敗も経験したことのない人より安心して任せることができるね!!!」という発想が当たり前なのだ、と強調されていました。

この話は、他のコーチ役の人たちからも度々聞かされた言葉で...日本のスタイルとして、”頑張っている人間に対して、何かネガティブなことを語ってばかり人がいたり”、”失敗した人間には、2度とチャンスが巡ってこない”という雰囲気を感じることがありますし、ついつい自分の行動規範を見ていても、”口煩い、ウザイオヤジの発言かなぁ”と反省しつつ、ついつい厳しい言葉を吐いてしまうことに反省しきり、なんてこともあるのだけれど....

未踏の”スーパークリエイタこと天才クンたち"(これは、そう呼ばれているだけで...私はそう呼びことにかなり抵抗があるので、以後”未踏の子”と書きますが....彼らがどのようにそれらの講義を受け止めているかな、と観察していたら....午後にあるプレゼンの内容を編集していたり、白眼をむいて時差ボケと闘っていたり、我ここにあらず、という顔をしている子たちばかり....

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思わず、私は....「今日、お話を聴くにあたってその人の背景を下調べすることも無しに臨んでいるのか?」「眠たくなったら、お手洗いに席を立って顔を洗うなり、コーヒーでも飲め!!!」「だいたい、誰もノートを取っていないってのは、どういう作法で人の話を聞いているんだ?」「帰ったらそれぞれの講義のレポートを提出してもらって、未踏のオフ会で発表してもらうからな!!!」と...鬼コーチの発言連続....昔マイクロソフトで仕事をしていた時のボスとしての発言に比べれば、とても優しいジェントルな発言をしようと心がけたつもりだったのだけれど...自分の中では、「やばい、また嫌味なオヤジをやっている、こんなはずじやなかったのに..」と反省しきり...自分がシリコンバレーに初めて訪問したころは、ひとつの言葉を漏らさないように、カセットテープで全部録音しながら、ノートを取ったり、全神経を集中して全てを吸収してやろうとハイテンションで臨んだものだけれどなぁ...何度も何度も、「スティーブジョブズもビルゲイツも自分が創造的なアイディアを喋るだけではなく、人の話を聞きとるリスニング能力に優れているのだよ」と言ってはいるのだけど...全然、人の話を聞いちゃいない...未踏の子たちは....と、落胆はさらに続くのであった

彼の講義の締めくくりの言葉として、「We want to bring the DNA of Silicon Valley to Entrepreneurs all over the World through education & mentorship」という言葉が本当に心に沁みるのでありました。その言葉をちゃんと聞きとり、噛みしめて、そのDNAを自ら取り込み、成功のキッカケを掴み、自ら成功し、そのDNAを他の人にも広めてほしいと思っているのだけれど....
 
頭の中では、「ロバを井戸まで連れてくるのは簡単だけれど、飲むか飲まないかはロバ次第..」ということわざを何度も思いだすのでありました。...まぁ、自分の若い頃は、”授業を受けるのに予習もなし、ノートなんか取らない、授業中に寝ている」なんてことはしょっちゅうであったので...人のことをとやかく言える立場じゃないんですがね...ははっ   
以下次号...
 
では、ふるかわでした

3月12日

シリコンバレーへのツアー団長に就任す

IPA(情報処理推進機構)の「未踏ソフトウェア創造事業」に採択された経験のある"スーパークリエイタ君”たちを引き連れて、シリコンバレーにやってきました。2000年から実施されている未踏ソフトウェア創造事業とは、ソフトウェア分野で優れた技術者を発掘し政府(経済産業省)の管轄団体であるIPAから財政支援、起業化支援、海外展開の援助をしていこうという施策であります。そこで選出されたスーパークリエイタたちは、すでにITベンチャーとして活躍を始めたり(ソフトEtherの登さんや、ルナスケープの近藤さん)それぞれ企業に就職して活躍されています。(グーグル本社には4人以上スーパークリエイタが就職しているそうな...)私も2007年度の未踏ソフトウェア事業の公募にPM(プログラムマネージャ)として参加し採択案件(2007年度I期II期)を見守ってきました。さらに、過去7年間におけるスーパークリエイタの皆さんたちと「未踏オフ会」を開催したことは、昨年12月の本ブログエントリでもご紹介した通りです。(nobilogでも紹介)
そのスーパークリエイタの中から今回は7企業8人の方々を引き連れてシリコンバレーにやってきました。
 
天才クンとおだてるにのが良いのかどうか判りませんが、荒削りではあるが素晴らしいアイディアとそれを実現する技術力を持ち合わせながら、とてもナィーブな若者たちに...シリコンバレーの風に当たって、武者修行の旅をしてもらおうとの企画...最初は、旅行代理店のパッケージツアーのような内容だったのだけれど、シリコンバL1060556b レー在住の外村さん(記事1記事2)と連携しながらIPA殿に全て計画をひっくり返し、自分たちで企画したシリコンバレーツアーを昨日からスタートしました。というわけで、本日の24時間は成田発サンフランシスコのUA838便に搭乗し一路SFO(サンフランシスコ国際空港)へ、10分早く10:10AM着...先行してNW便にて到着した連中は先にバスにて移動(さっそくフィッシャーマンズ・ワーフで蟹を食べたそうな)、私の便に搭乗していた人間総勢7人は12人乗りのバン(でかいっ)を借りて、「運転手は僕だぁ!」と101号線を南下してスタンフォード・ショッピングセンターへ...運転しながら、「左に見えますのが、オラクルの本社でございます。」なんて感じでね...まだ時差ボケも解消できないまま、いきなりスタンフォード・ショッピングセンターにて「解散、それぞれショッピングの後各人昼食後、1時半集合!」
 L1060590b そして午後2時より、「スタンフォード大学にて開催された”シリコンバレーのガイダンス”」に参加(私と外村さんがレクチャー)スーパークリエイタの子たち以外に、飛び込みで日本から来ていた12人の大学生集団もいらっしゃいと、巻きこんでのお話を2時間...午後4時からは、スタンフォード大学工学部のアジア・米国技術経営センターの所長・特任教授であられる、Richard B. Dasher博士から2時間のレクチャー...今日ついたばかりなので、途中で眠気に気絶しそうになりながらシリコンバレーの歴史、ベンチャー企業育成の経緯と背景、シリコンバレーの文化/風土/ライフスタイルなど興味深い話L1060548 を伺いました。ダッシャー博士はこんな視点も持っておられるので、今後接点が増えそう...と今後のさらなる関係に期待しています。未踏の子たちには、「事前に先方の下調べをしてきなさい」「訪問する前に地図くらい印刷してきなさい」「質問は自分の意見の発表の場ではないのだから、質問内容を的確に」「感謝の気持ちを表すために、お礼の品ぐらい事前に用意しておきなさい」(私はGOOD DESIGNの本を一冊、ダッシャー博士にプレゼントしたのだけど...IPAの理事は福砂屋の本店でしか手に入らないカステラをご持参されており..見よ!オジサンの配慮と気配り!)、早くも”鬼コーチ"ぶりを発揮しているツアー団長なのでありました。
 
その後、エルカミノ沿いのホテル(Creekside Inn)にチェックイン、シャワーを浴びてそのまま晩御飯はサンタクララのBirk'sへ.....6人ずつのテーブルに分かれて米国流のステーキを堪能....私のバンに12人乗せてホテルに戻り時間はすでに夜11時にならんとしていたところに、アップルの増井さん(iPod touchの日本語入力を開発した人)から電話...「今日ウチに9人お客さんが来はって、そのウチの何人かが古川さんに会いたいっていってるんですわ..」とホテルのロビーから電話...ぐげっ、ユーディットの関根千佳さんを始めとする日本のアクセシビリティに取り組む第一人者のみなさん総勢9名が私の部屋になだれ込んできて、さらにIPAの方、ツアー参加者など..深夜のホテル部屋は一挙に満員電車のごとく...自分もMS在職中に手掛けていたアクセシビリティの分野で、最近のマイクロソフト株式会社も...とても頑張っていますよ、と伺い嬉しくなりました。(ロスでその方面の会議があるそうで...)
NECからこられたみなさんも、「株式会社NECデザインのユニバーサルデザインセンター」「NEC宣伝部のユニバーサルデザイン・ブランド戦略室」に所属されておられる方々で、NEC社長直轄のプロジェクトとして元気はつらつで取り組んでおられるとのこと..同じ部屋の奥のテーブルでは、増井さんが自分のパソコン(Mac Airではなく、パナソニックのLet's Noteじゃん)でなにやら自分の開発したプログラムのお披露目会が始まってしまい、スーパークリエイタ君たちは、あこがれのロックスターに出会ったような眼で増井さんの一挙手一動にクギ付け...
時刻はすでに深夜1時を過ぎて...9人の皆さんをスタンフォードシェラトンホテルまで送り(これまた私のバンにて..私が運転手)そして増井さんを自宅に送り...長い1日(30時間以上だぁ)がやっと終わったのでありました。ふぅーっ...昔シリコンバレーに初めてやってきたころのノリを思い出す私なのでした。
 
今回のツアーは、nobiさんこと林信行さんに同行取材をしていただいているのでプロのジャーナリストとしての視点で「ブログによる多次元中継」が実現できそうです。
合わせて、日経BPのサンノゼ支局からも以下のような記事が発信されていました。
 
では、ふるかわでした。
P.S. こうしてブログエントリをしている間に朝の8時になってしまいましたが、Fry's は8時から開くので今日の会議9:45スタートの前にちょっと覗いてこようか、迷っているところ...ありゃ、いつ寝たんだっけ...と35年以上....こんな生活パターンは今日も続くのであった...
 
写真は、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジとアルカトロス島、サンフランシスコダウンタウンとベイブリッジ(ライカM8に、フォクトレンダーのノクトン35mmf1.4..文中の写真もストロボ使用せず...)..未踏の子に「古川さん、昔子供のころに何になりたかったのですか?」、と聞かれて...「写真家」と恥ずかしそうに答えてしまった私なのでした。
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11月7日

快適なフライトのために....

国際線で長時間の旅をするときにも、米国内の乗継便で各社のフライトに搭乗するときにも、予約指定された座席が窮屈だったり、リクライニングしない(非常口の前のシートはリクライニングしないのに、前席は倒れてくるので思わずノートパソコンがつぶされそうになったなんて経験もあります。) 空港で地上係員と英会話を楽しみたいのなら、「通路側をお願いします」なんて話をするのも楽しみかもしれませんが...私は、最近インターネット経由でチケットを購入する際には、座席の指定も事前に細かくできたりするわけで....その際にいつも気になるのは、その座席番号はどんな席?という疑問なわけで....私がいつも利用しているのは、www.seatguru.com というサイトでありまして、何と百式にて2002年に既に紹介されていることにこれまたビックリ!!

私のよく利用する成田シアトル便、ユナイテッド航空のUA876便と875便の場合は、ボーイング777ですが、座席配置は2種類あるようです。#1 #2 この発表から1年たってしまうのに、(ユナイテッドの発表追加情報日本語) まだ、最新のシートに更新されてはいません。ビジネスクラスも、フルフラットシートでiPodの映像を表示できる大型液晶ディスプレイ付きということで...期待しております。

ちょっと興味があって、シンガポール航空に就航したエアバスA380の座席配置をみてみました。さすが、全フロア2階立て...550席とは凄い!将来、日本から出発する太平洋線にも各社で採用される予定なのでしょうか?

では、ふるかわでした

8月31日

メイン州のポートランドという小さな街から...

 ニューヨークから、ユナイテッド・エクスプレスというUAのローカル便を乗り継いで、ニューヨークのJFKから、ワシントンIAD経由、メイン州ポートランドPWMという空港に飛びました。直行便がUAは無いので、朝6:10発という早朝フライトをL1066405乗り継いでワシントン経由でポートランドへ...ポートランドと言っても、西海岸のオレゴン州ポートランドではなく、東海岸のボストンよりさらに北にある小さな街なのであります。空港の名前も国際空港ではなく、JetPortだからまさしく「飛行場」って感じなのであります。米国に滞在している時の移動は、レンタカーを借りるか現地のシャトルバスや電車を利用することが常でありまして、日本でも"ハイヤー”なるものを一切使わずにやってきたのでニューヨークに行ったら、ショーファーと呼ばれる運転手付きのリムジンサービス(セダンかストレッチ・リムジン)が便利だよ、と度々聞かされてL1066412いましたがあまり利用したことはほとんどありませんでした。今回は、ニューヨークのケネディ空港を朝6:10発のフライトに搭乗の予定であったので、ホテル経由で出発時刻に間に合うようにセダンの予約を一台お願いしてあったのだけど....当日の朝...マンハッタン地区のホテル入口でひたすら待つも...リムジンサービスがいつになっても来ない....国内線のシャトル便でもさすがに1時間から1時間半前には空港でチェックインしたいところなのに....時計は既に、5時10分前....あと出発時刻まで正味1時間20分しかないっ!ニューヨークのマンハッタンとJFKの距離は東京と成田空港よりは近いものの、東京と横浜くらいはあるんじゃないかという距離...ローカル空港のラガーディアのさらに先に位置するので....夕方や朝の渋滞に巻き込まれると1時間以上かかることもあり...という状況を知っていたので...焦りまくっておりました。リムジンの運転手さんに、「あのぅ、フライト時間は6:10発なんですけれど..」と告げると....ひと言「それは、聞いていませんでした。でも大丈夫、私に任せてください。」とのこと....その後は、まさしく映画の「TAXI」そのもの..5時少し前の夜明けのマンハッタンからJFKまでキッチリ20分で着いたのは、奇跡としか言いようのない結果でありました。降りるときに運転手さんは、「出発55分前ならOKでしょ!!」とニヤリ....人の運転する車に乗って、降りるときに膝がガクガクッ腰はヨタヨタするような体験は初めてかも...朝から映画「TAXI 4」を実体験してしまいました。
 
ちょっと気持ちを落ちつけて、機内の人に..夜明けのJFKを離陸時に写真に撮って...ワシントンIADにて乗継でもう一枚パチリ..機材はブラジル製エンブラエル社のEmbraer170ね(主翼は川崎重工で生産しています!!)、そこから乗り継いだ機材は、カナダBombardierCRJ-700日本ではあまり見ない飛行機だけど...ローカル線のフライトにアメリカの航空会社はよく使っていますね。ボンバルディアは1937年創業のスノーモビルを生産していたカナダの会社で、路面電車や鉄道車輌の生産、そして航空機でも有名...鉄道生産部門では新時代の路面電車Flexityというライトレール(LRT)を提供していることでも有名ですねぇ...

そして降り立った街がポートランド、ボストンの北方へ200Kmくらいに位置しています。町並みがレンガ積みの建築が多いのが珍しいけれど、港の雰囲気などなぜか懐かしい風景....映画「パーフェクト・ストーム」に出てくる港町の雰囲気そのままという感じ...この地にて、毎年訪問している「ナローゲージ・コンベンション2007」が今年は開催されているのです。昨日の汽車の写真はここから150Kmほどさらに北に位置する、サンディ・リバー&ラングレィ鉄道を訪問したものです。今日はさらに北東部にドライブして、Wiscasset Waterville & Farmington 鉄道に..訪問しました。こちらの鉄道はナローゲージ(軽便鉄道)でもコロラドを走っている3フィートではなく、さらに狭い線路の幅が2フィートのナローゲージです。線路の幅は、61cmしかないので、本当に私の足2足分しかありません。(ちなみに、私の足サイズは28cmもしくはアメリカ・サイズで11.5インチ、もしくは12インチなのでまさしく1footなのですが..)今日撮った写真を何点かアップします。

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レンタカーの走行距離は2日で600Kmにならんとしています。東京から大阪を越えて姫路くらいまでドライブした感じでしょうか...

夜は、鉄道関連のNPOのメンバー8人と会食...The Back Bay Grillという田舎町にしては最高のレストランでクラブ・ケーキにラムを堪能...実は、この地域ロブスターが有名で、昼間からロブスターを山盛りに挟んだロブスター・ロール(クロワッサンにボイルしたロブスターの身をはさんだもの)を食べすぎて...夜はちょっと違った雰囲気のメニューにチャレンジ...アメリカで食べたことのあるクラブ・ケーキではベストだったかも!!! メインは、Lamb Loin...、これまた最高!!! 他のメニューはこちらに..http://www.backbaygrill.com/dinner_menu.htm
ワインリストを見たら、ここまで揃えているレストランはアメリカでも珍しいかも...と思い、ちょっと暴走気味...
http://www.backbaygrill.com/wine_list.htm
コ良いのワイン(”今宵”のつもりで変換したのに、今日ざめ、あれ”興醒め”だってば...)は、Insignia、ちょっと変化球でトスカーナのSassicaia、最後にとどめのDominusで至極の時を過ごしたのでありました。

iPhoneのお話はあとで...

では、ふるかわでした

8月30日

iPhoneを手に入れて、眠れない日々が...続く

発売日には、長蛇の列ができたというiPhone、日本の雑誌にも紹介記事が沢山掲載されて...本ブログでも発売時の感想をエントリをした通りであります。私の身の廻りでも、「あれっ、古川さんのことだからとっくに手に入れられたと思っていたのに、まだなんですかぁ?」とIphoneの自慢話をする人が何人も出没し、その度に悶々としていたのでありました。中島聡さんの、Life Is Beautifulでも多くの話が取り上げられていて、私はこの話が気にいってました。(ちなみに、”中島聡+iPhone”でググると、562,000件も出てくる...あれっ”古川享+iPhone”では108,000件もヒットするぞぉ...ちょと、脱線気味)。ともかく、iPhoneが出荷されて半年もたつと、少し冷静になってきて、そのうち機会があれば買おうかなとぐらいに思っていたのに、いきなりハマってしまった。

2日前の日曜日のこと、3ヶ月ぶりの米国訪問...たぶん過去25年の社会人生活で、日本滞在最長期間を達成したかもというぐらい米国の地を踏んでいなかったのでした。今回は、東海岸の小さな街(メイン州のポートランド)で開催されるNNGC 2007(ナローゲージ・コンベンション)に訪問するために、東京から直接ニューヨークへ飛びました。ユナイテッド航空のチケットで、東京、ニューヨーク、ワシントン(乗継のため、初めてのトランジット)、ポートランド、シカゴ、シアトル、東京という経路にて発券..東京からニューヨークへは、ユナイテッドの直行便がないので、全日空(スターアライアンス・メンバー)のコードシェア便(NH10=UA9670)にてニューヨークへ....機材の手配が遅れて4時間遅れの出発、スターアライアンスの参加企業同士なのにUAからANAに座席指定は入っていないは、米国滞在の住所を出国前に事前登録することにて事実と違うことを説教されるは、e-Ticketのレシートをフライト予約一覧として印刷するのにUAならすぐ横にあるキオスクマシンから10秒で印刷できるのに「それは印刷できません。」と延々説明されるは....本当にこの人たちは、米国へ入国するに必要な手続きの詳細を知らずに毎日....何百人も空港カウンターでお客様におもてなしをしているんだろうか、とチョット不安になってしまった。日本の航空会社を利用したのは、10年ぶりくらいかもしれないけれど....いつも利用している成田空港の出国手続きのショートカット・ライン....UAのマイレージ・カードを見せて通ろうとしたら、強烈にブロック!! 空港カウンターで40分近くも、座席の件、滞在場所の件、旅程表の印刷の件でモメて...さらに、UAのフライトナンバーであり、スターアライアンスのメンバーでもあるのに、ここは全日空の優待客専用の通路です、と入れてくれない...私は昔から航空会社の地上係員がゲートまでお迎えに来たり、特別な待遇をする(特にひどいのは、優待客を他のお客さんがちゃんと列を作っているのに、誘導ゲートのロープまで外してズル入りさせるのはあり得ない、といつも思っていたので、そのような手配や作法は一切断ってきたのだけれど...) 今日は、さすがにキレそうになってしまった。

ちょっと前の私のエントリに対する書き込みで、「若者にキレるオヤジはダサい、ウザい」との議論が一部で湧きあがっているのも知っていただので...いかん、ここでキレてはいかん...とグッとこらえていたのだけど...「米国滞在場所の事前登録をしないと、入国審査で手間取るので、登録用紙があるでしょ?それをください。」と聞くと、何と「その用紙は機内でもお配りしてますけれど?」....「あのね、その用紙もしくは米国滞在先を出国前ににコンピュータに事前入力しないと、現地の入国審査官のコンピュータに表示されないので入国審査に時間がかかるの...だから、機内で配っては意味がないわけ...」と説明すると、「あっ、それならこの紙ですね?」と青いANA専用の登録用紙を一枚くれた...きっと地上の係員はそれが何故必要なのか全く理解していないのだろうなぁ....さらに「住所を記入した紙は、ここで受け取ってもらえるのですか?」(参考までに、UAはチケットカウンター、航空会社のラウンジ、ゲートのいずれでも手渡し可能で、最近は自動発券機から本人が入力できるようになっているのだけど)と聞くと....「ここでは、受け取れませんので...ゲートのカウンタで渡してください」とのこと..その対応とは...ディスカウントチケットの団体専用カウンターでの出来事ではなく、ANAビジネスクラスもしくはスター・アライアンス・メンバーのゴールド以上のメンバーの方と表示したチケットカウンターでのこと...UA、NW、AAのマイレージならいずれも私は100万マイル以上持っているのに..ANAのカウンターでは、ただの煩いオヤジと思われたかも....極めて冷静に振舞っていて、丁寧に米国の入国審査に必要な書類の話を教えてあげているのに....「残りのフライト情報を印刷してほしかったら、UAのカウンターへ行ってください」って対応は無いよねぇ...結局私が、どうやるとANAの端末でもUA発券の旅程表を印刷できるかANAの職員に教えてあげたのだけど...だいたい、何でその紙が必要かという話を、「eTicketの場合はね、米国の入国審査官が事前に印刷したアイテナリを見せないと、入国審査そのものが始まらないの、団体旅行や航空代理店の発行なら旅行会社の旅程表があるだろうけれど、インターネットで購入したeTicketの場合には、事前に個人のパソコンで印刷するか(それを忘れてきた私が元来悪いのは自分自身で認めるけれど)UAのように端末から自動チェックインをするときに、「旅程表を印刷しますか?、YES」と選択するとボーディングパスと同じサイズの旅程表が印刷され出てくるの...それと同じことがANAはできないなら、今...この瞬間に貴方のデータ端末に表示されている予約表を印刷すればそれで良いの...だから何も考えないで現在の画面を印刷するとキーを押してください...と、まるで新人君に対する現場指導員のような会話が40分も続いて....ゲートまで行って見たら、NH10のフライトは出発が4時間遅れとのこと...カウンタで事前に知っていたら、JAL便に振替をお願いしていたのに...と思いつつ、ひたすら無駄にほぼ6時間成田空港で待機状態....約12時間のNY便、フライト・アテンダンスの方々のホスピタリティは噂通り、最高クラスでありましたが....ANAの国際線、とても評判は良いと聞いていたのに...地上係員の対応には残念、特別な扱いを期待しているのではなく、座席の予約をちゃんと受ける、必要な書類を渡す、入国審査に必要な手順を理解してもらうというだけの話なのに....米国を350往復以上しているけれど、こんなに手間がかかったのは初体験....ANA職員の「UAの予約にも確認しましたけれど、座席のリクエストはUAでは頂いていないとのことです。」って...ニューヨーク以降の便は全て座席が事前にアサインされているのは、こちらのコンピュータでは確認済みなんですけれど...どちらが悪いって話で言い切られると、出発前に沈鬱な気持ちになってしまいます。..搭乗ゲートでは、若い職員が立看板を持って、「皆さん、出国前にこの青いカードに滞在場所の記入が必要となります。」と叫んでいる....4時間もフライト待ちなので、少し静かにしてもらえないかなぁ...その青い紙が必要だという啓蒙を出発待ちのお客さんに4時間啓蒙するのではなく、発券カウンターの地上職員にこそ教育するべきかも.....とにかく、3列席の真ん中に12時間座って(チケット代はCore2DUOのノートを4台か5台は買えたかも...ふぅっ)とにかくニューヨークへ....飛んだのでした....またまた脱線、そうそうiPhoneの話だった....

ニューヨークは、ぶらりと歩きながら立ち寄った店で買物をするには最高の場所であります。別に、ブランド物や宝石の類を買いに来ているわけではなく....へぇっ、こんなモノがあったんだ、という機会に出会うことが嬉しくなります。まず、最初にBestBuyで入手したのが、IFlip...前から似たような製品を持っているにも関わらず...買ってしまった。巷の話では、9月4日に発表されるという噂の新iPodを使えば、この手のスピーカーと外部LCDテレビのドッキングステーションなどいらなくなるかも...とは思うものの....販売価格が75ドルなら買っちゃえ!!!....と”物欲ビーム”をチョロチョロと発射せり....去年のGIZMODOにも紹介されていたけれど...定価は200ドルくらいなのかな?

米国の携帯電話(実は、日本と米国でそれぞれの国仕様の、モトローラRazrを使っているのだけれど)の充電器を忘れてしまって...USBコネクタの小さなヤツが付いているくせに、パソコンのUSBケーブルからでは充電してくれない...ので、小さな旅行用ACアダプターをAT&Tのショップに行って購入せり($39.95)...そこのお支払いコーナーの横には...iPhoneの展示ブースがありました。実物を触るのは初めて...充電器の購入をしながら...「ところで、iPhoneの在庫ってあるんですか?」と聞いてみると、店員さんは「ありますよ、4Gbでも8Gbでも、どちらをお探しですか?」、うっ、このひと言に弱い私「うーん、購入するなら8Gbだけど...シアトルのAT&T系列Cingularの携帯番号とアカウントを持っているんじゃ、ニューヨークで購入しても使えないでしょ?」と言うと、店員さんすかさず「そんなことないですよ、ここでiPhoneを購入して登録変更をニューヨークからできますから...シアトルの携帯番号は何番ですか?」、「えーと、206のxxx-yyyyですけれど...」、「今、お調べしますねぇ、はいっ、今の契約プランに2年間の継続とデータプランを入れて、xyドル/月で移行できますが...iPhoneの価格はご存知ですね?」、と彼の術中に既にハマっている私....というわけで、購入してしまったのでありました。

多くの雑誌記事では、アカウントを開くのにまずソシアルセキュリティ・ナンバーが要るとか、無いときは月額のプリペイドで設定するにはダミーのナンバーを0000xxx00と入れるだの、こと話題に事欠かないiPhoneなのでありますが....米国発行のクレジットカード、住所、AT&Tのアカウント、そして米国のiTunesの会員でないと結構登録がややこしいと聞いていたので...ホテルに持って帰ってから一晩格闘する覚悟でいたのだけど、とても優しい店員さんで...試しに「ここで登録しちゃうなんてできませんかね?」と聞いたら、良いですよ...と早速iPhoneのパッケージを取り出して、「まず、お客さんが箱からシュリンク・ラップを破いてPhoneを出してください。」と店員さん、まるで魔法のように手際よく箱から本体を出して...箱からUSBケーブルを取り出すと、会計をしていたキャッシュレジスタ兼データ端末のマシンのUSBポートにiPoneを繋いで電源ON...最初にスライドスイッチが出てくるのを知っていたので、それをも右にしようとしたら「だめっ、登録前のこの状態でスライドスイッチを横にすると緊急電話に繋がってしまいますよ」と、静止されてしまった..店員さんは、「iPhoneに名前を付けて」とキーボードを私に....、「もちろんiTunesの会員ですよね?会員番号とパスワードをどうぞ」...私はフィールドにキー入力...「携帯の番号は、さっき教えてもらって通りでしたね、「えいっ」となにやらキーボード操作を続けて、画面には「約3分で登録が終了します」との表示が出て....それこそ「あっ」と言う間に私用のiPhoneを手にして、ニューヨークの街中を歩き始めることとなったのでした。

歩きながら、留守電の登録とパスワードを登録して...試しに電話をかけてみると繋がるではないですか...日本の携帯電話、機種変更にあれだけ時間がかかるのに、この手際の良さは一体なんなのだろう?!?と、唖然としておりました。普通は、自分のパソコンかMacからiTuneの登録とAT&Tのアカウントの登録を購入後に本人が登録同期させるので...店頭のサービスとしてはiTunesの同期まで対応していないのかもしれないのだけれど...店員さんのご親切で、既にアクティベートされたiPhoneを自分の手にしたのでありました。「パソコンは持っていてiTuneのアカウントもあるのだけど、ホテルからのインターネット・アクセスだからちょっと心配だなぁ、ひょっとして登録に失敗すると今使っている携帯も、iPhoneも両方使えなくなると明日からの旅行に不便だしなぁ..」なんて一人ごとを、ちょっと不安そうに語っていたら、店員さん「問題ないっす、5分で終わりますからね!!!」と本当に5分で終了してしまった....この手際の良さ、対応の良さはANAのカウンター職員さんにも見習ってほしいものであります。

歩きながら、従来使っていた携帯を利用してみると通話不可になっていて、5分もしないうちに液晶画面に「この携帯に装着されているSIMは無効です」の表示がされました。まぁ、よくできた認証システムでありますねぇ....と、そこで我に返って気がついたのは、モトローラの充電器を買ってしまったけれど、あれは何のためだったんだ...もう使わない携帯に新品の充電器はいらんだろう....と、ここで普通のユーザーなら、領収書を持ってAT&Tショップに戻り返金を要求するのだろうが....そこで、ちょっと考えてしまった、多分返金の処理をするためにまた5分ほど端末にて処理をして同じ店員さんの手間を5分使わせるのは、申し訳ないなぁ...確かにiPhoneを購入したら、モトローラの充電器はいらないけれど、それはiPhoneを買う前に自己の責任で現金にて購入したものだから...もし、自分でiPhoneのアクティベーションに5分どころか何時間も無駄に使ってしまうかもしれないというリスクを考えれば....$39.95の充電器は、お礼として考えれば安いもの...なんて、変なロジックでそのまま帰途についたでした。

そして、今日で2日目ほぼ徹夜で睡眠時間2時間という状態で、iPhoneを使い倒してハマっています。旅行中につきできることには限りがあるのだけれど、写真のアルバムを整理して約800枚ほど登録、Outlookのスケジュールが同期され、日本語のホームページが読めてしまうのにビックリしながら、お気に入りに登録(キーボードから英語しか入力できないので、日本語ページの検索と登録にはチョット細工が必要)、ニューヨークの写真を内蔵カメラで撮影しながら、音楽の登録、鉄道関連の、ムービーを変換して登録、ミュージックビデオのデータを何十件かiPod80GbからiPhoneにお引っ越し、ホテルや空港のWiFi環境をセッティングして、YouTUbeを直接閲覧可能に....住所録の整備...iTunes Festivalのポール・マッカートニーLiveをダウンロードし、近々始まるビートルズの楽曲提供前に、ジョン・レノンのイマジンPVを...One Eyed Peasは2回目のダウンロード、まぁいいか、BeyonceのPVはiPhoneで再生できませんと、同期を毎回失敗....Outlookのスケジュール同期は旨くいくのに添付した情報がHTMLだと表示にこれまた失敗....iPhoneのUIには感動することしきりなれど、なぜこんなに簡単なことに気がつかないのだろうという点も数点発見せり、これは後ほど...

msn.co.jpも表示され、古川ブログを拡大表示してみました。
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iPhone内蔵のカメラで撮影してみました。
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新しいオモチャを手にすると興奮してついつい寝不足になってしまいます。

と、言いながら今日は450Kmほど自分で運転して、以下のような鉄道を訪問してきました。機関士のオジサンが、どうだい運転席に乗って終点まで行かないかい?、と誘ってくれてさっそく添乗体験....ということで、寝不足ながら至福の時を過ごしております。
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NNGC2007の会場風景、旧交を温めています。
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では、ふるかわでした

8月6日

サンディエゴの楽しみ方

昨日のエントリに対してコメントを頂いた、奥出研の小泉さん(SIGGRAPH訪問中)のリクエストにお応えして、SanDiegoの楽しみ方を...

レストラン:
ホテル・デル・コルナドは幻想的な電球に照らされたスペイン植民地時代の様式のホテル...エジソンは電球を発明した直後にこのホテルの電装を自ら手掛けたそうで、多分全世界で初めてガス灯やロウソクではない電球でライティングされた建造物ということになるのかな? このホテル話をネタに出かけるもよし、レストラン(Sheer Water)だけ訪問しても良いかも..こんな逸話も....

San Diegoから少し北、ロスアンジェルス方面へ戻ったところにLa Jollaという街があるのだけれど、UCSDのおひざ元でサーフィン、ウィンド・サーフィンとかハンググライダーで有名な場所...こちらのレストラン、Donovanは良いです。この辺りのリゾートホテル(ESTANCIA LA JOLLA)を偵察して、レストランAdobe Elでランチとかね、青山にもあったRoy'sの支店も海岸沿いに素敵な露店も沢山...SEAFOODで景色も最高なのは、PACIFIC DEL MAR(DELMARはLaJollaよりさらに北だけど) 

ダウンタウンで最高の夜景を楽しみたいのであれば、Peohe'sかな...メキシカンならオールドタウンのEl Agave、ここぞSan DiegoというレストランならISLAND PRIME、東京ジョーズや横浜ジョーズを知っている人なら、本家はどうでしょ、JOE'Sの蟹さんそしてFish Marketのサンディエゴ店

ステーキハウスでシカゴが本店、全国チェーンのMorton'sはサンディエゴにも支店がありコンベンションホールから近い、米国で食べるステーキの概念を覆すものになるかも...実は、ここのロブスターは東海岸で食べるより美味しいかも、デザートのスフレ(味はグランマニエ)を30分前に発注することを忘れずに! 同じくコンベンションに近い、ローカルのステーキ屋ならFleming'sRuth's Chrisはこれまた全国チェーンのひとつなのでこれまた外さないでしょう。

イタリア飯なら、IL FORNAIOも西海岸各都市に支店のある素敵なお店、お値段もお手頃なので皆でパスタやピザを頼んでシェアするには最高かも....雰囲気はクオモ兄弟の東京のお店(サルバトーレ・クオモ)と似てるかも...

Mister A'sはダウンタウンの高層ビルからの眺望が最高!海辺でオシャレになら、Chart Houseもそしてカリフォルニア風オーシャンテラス、George at Cove

SeaportVillageの中にあるEDGEWATER地図はこちら

お買いものその他:
San Diego 空港ではなく、車を運転してLAX(ロスアンジェルス国際空港)から帰国であれば、ドライブ途中でショッピングは
South Coast Plazaに立ち寄れば、ロデオドライブで買い物などしなくてもすべてOK!! (地図はこちら) 昼飯は、Scott'sへ(San JoseとPalo Altoのあの店です。)

GEEKは、ブランド物ではなくガジェットに電子オモチャだぜぃ、ということであれば、FRY's Electoronicsは秋葉原経験40年の私でも訪問する度に毎回大興奮!!! 
SanDiego店はこちらロスの空港近くアナハイム店405沿いFountain Valley

旅の途中で、アミューズメントパークなら、San Diego Zoo, SeaWorld, Disney LandKnotts Berry Farm、博物館ならこちら...バルボアパークに行ったついでに、鉄分の強い人はこちらへ50mプールのサイズはありそうなOゲージやHOゲージのレイアウトが...SanDiegoに行けなかった鉄ちゃんは、今週こちらへどうぞ!!!

ダウンタウンを散策するなら、このマップ(PDF)をどうぞ...

将来、一生に一度の思い出を作るなら...ラグナニゲルのリッツ・カールトンがお勧め...下見を兼ねて午後のお茶に立ち寄ってみては....

SIGGRAPHに訪問している皆さん、安全で楽しい旅を満喫してください!

では、ふるかわでした

 

10月23日

北京に居ます

日曜朝のフライトで北京に飛びました。10時過ぎのフライトなので、東京から成田空港まで成田エクスプレスを使わずに、久しぶりに自分の車で早朝ドライブを楽しみました。ANAのフライトで、北京までは3時間半の旅..新幹線で新大阪か神戸まで行く感覚で北京に着いてしまいます。着陸間近になると、飛行機のビデオカメラから北京市街の俯瞰映像が機内にも中継されるのだけれど..昔は「軍事施設を含む上空からの一般写真撮影は離着陸に際して禁じられています。」なんてアナウンスがあったのに...平和な時代になったものだと思いました。 まぁ、世界の何処でもグーグル・アースを使えば丸見えという時代なので...民間航空機からビデオで市街撮影をするなど別に脅威に値しないのかな?などと考えながら北京空港に着陸...

北京空港は、オリンピックに備えて素晴らしい規模の施設になっています。飛行機のゲートを降りて入国審査室に入る前に、現地の携帯会社が手持ちの海外携帯を北京で使用できるSIMカードの売り込みをしているところなど..時代を感じてしまいます。12年前に北京を訪れた時には、北京大学前の通りに数々のパソコンショップが並んでいましたが...店先に小さな机と椅子が置いてありそれが公衆電話代わりに市民が使う電話の姿であったのに...街中には携帯を使う人が溢れており、先ほど携帯ショップに行ってみたらNOKIAやモトローラの最新機種がズラリと並んでいました。12年前には、天安門近くに泊まったのだけれどまだ空港から北京市内までの高速道路は一部開通していませんでした。その当時の印象は、中国は車社会ではなく自転車の国なんだ、というイメージでしたが...現在は6車線以上の高速道路に韓国、日本、欧米の車が溢れかえっておりベンツも韓国のスポーツカーも、レクサスのS420までも普通にみかけることにチョッとびっくりであります。

今回の北京訪問は2日に渡り開催される、Microsoft Research Asia Faculty Summitに参加するためです。マイクロソフトは北京に研究部門(MSR ASIA)を設けており200名ほどの研究員が居ます。MSR ASIAが主催する全世界の大学から300名の教授や大学関係者を集めて開催されます。この催しは、7月にシアトルでも開催され私も参加しました。このようなアジェンダ(初日分)で進行しました。今回は、そのAsia版ということで、米国本社の研究部門トップである、Rick Rashid博士からのキーノートスピーチから、日本からも国立情報学研究所から神門典子博士(かんどのりこ)の参加されるパネルディスカッション(博士課程に就く学生をいかに指導支援するか、というテーマ)も予定されています。クロージング・スピーチは私の直属のボスであったCraig Mundie(マイクロソフト本社のChief Research &Strategy Officer)なので、再会を楽しみにしています。

日本の大学からは、東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、慶應義塾大学などから15名の教授が参加されておられます。昨晩は、北京到着後の顔合わせを兼ねて会食..ホテルのビッフエでありきたりの洋食バイキングだったので、夕方散策した時に見つけた北京の地元料理のお店に早々に繰り出して、鍋料理を堪能してきました。 レストランの名前は、「口福居火锅西城店」...一人ずつ小さな鍋がテーブルに用意され、普通のスープか辛いものかを選び、そこに羊肉か牛肉のしゃぶしゃぶ用にカットした肉をくぐらせて、ゴマだれで頂きます。私は辛いスープにしたのだけれど...とてつもなく辛い...韓国料理のユッケジャンスープを煮詰めてドロドロにしたような状態でありました。そこにお肉や野菜をしゃぶしゃぶするだけで、一瞬のうちに材料は真っ赤に染まります。ゴマだれを付けると辛さが少しマイルドになる感じ...思うに、この料理が日本のしゃぶしゃぶの原点だったのかもしれません...北京に行った時には、北京ダックも良いけれど(付け合せに出てきた北京ダック君、頭とクチバシもお皿に乗ってきたのは仰天でしたが..)、北京では鍋料理もお勧めという話を聞いたことがあったので...満喫してきました。チンタオビールに紹興酒(氷砂糖ではなく、少し甘みのある乾燥梅干を入れるのね...これまた初めて)も美味しく頂きました。

明日の朝(今日)は朝6時半に起床、7時半にバスでサミット会場に移動であります。先週の麻布学園授業では、「おい、授業中に寝るんじゃない」と説教たれた私でありますが...朝8時から夜9時までのコース..途中で居眠りなどしないように気を張って望まねば...

マイクロソフトは、海外日本の大学研究者との産学連携に真摯に取り組んでいます。私がマイクロソフト在職当時は直接担当していたのだけれど、私の離職に伴い専任者として和田さんがMSR Asiaに所属する形で日本の大学との連携を見ておられます。着実に、このような成果も挙げられ、さらに日本の大学からMSR北京に研究員を送りだしたり、インターンの受け入れなども進めておられます。今回は、私の就任時には十分とは言えなかった、日本の大学との産学連携を着実に進めるマイクロソフトの姿をじっくり見てこようと思っています。

もうひとつの理由は、MSR Asiaの所長である、Harry Shumから、「北京で飲み比べをしようぜ、Sam!!」というお誘いを、離職までの間に実現できなかったので...勝負を兼ねて...というストーリーもあるのでした。

では、ふるかわでした

7月27日

ロスアンジェルスに居ます

7月25日は、朝9時からの「パイレーツ・オブ・カリビアン」を鑑賞してきました。 実は24日の夜に突然遅めの晩御飯ということで、息子と2人で焼肉屋に行ったのち、映画を観たいということになったのですが..東京都の条例で上映終了時間が11時を過ぎる映画の入場は高校生はダメってことで24日の最終回10時スタートを鑑賞するのは断念したのでした。

25日、朝9時から映画を観ている人は夏休みとはいえ、さすがに少なく六本木ヒルズのTOHOシネマ、スクリーン7の大きなシアターに観客数、約20人.. 「パイレーツ・オブ・カリビアン」の内容はこれから観る人もいるだろうから、触れないこととして..エンドロールで人の名前が出てから、最後の最後でもうひとつオチがあるので、エンドロールの途中で席を立たないようにしましょうね!!

 

さて、25日の午後はしっかり慶応義塾三田にてお仕事をしてしまいました。それから、懸案の日経BP、浅見編集長と服部記者とお食事...今回のケースよりも、もっとマクロ的な日経BP社に対する期待とか、浅見さんや服部さんのジャーナリスト魂を活かすには、という建設的な話を沢山しました。 普段でしたら、それから2次会、3次会へと繰り出すのだけど昨晩は2時間しか寝ていないまま、朝から映画など観たのでダウンしてお食事のみにて散会..11時過ぎには就寝したのですが..色々気になっているメールのやり取りと、大阪で開催されJAMコンベンションの仕込みに朝の4時から取り掛かっていました。

 

そして、26日の昼の成田エクスプレスで成田へ..米国の異常気象でエアコン使いすぎで昨日停電があり、航空会社のコンピュータが軒並みダウン、成田からの出発便が皆2時間から3時間遅れて大変でした。というわけで、今はロスアンジェルスに居ます。2時間遅れで米国時間の26日11時半にLAX到着後、車を飛ばしてパサディナの模型屋さんで、再びJAMコンベンションへ向けての仕込みを続け、その後VirginメガショップにてDVDタイトルまた購入..時間が勿体ないので、今日はYOSHINOYAの牛丼で昼兼晩御飯を済ませ、今ホテルにチェックインしたところであります。何しに、ロスへ来たかは明日以降エントリすることにいたしましょう。

 

ホテルにチェックインする前に、サンセットのVirginメガショップで購入したDVD

KATE BUSH, Under Review 古川コメント: 「恋のからさわぎ」のテーマだけではなく、色々な番組やTVCMで使われています。昨年末のアルバムAERIALは良かったですね。このDVDは、物語と本人以外のインタビューで、いまひとつかも..

brian eno, 12 Video Paintings 古川コメント: 日本でも昨年12月に発売済みだったのですね

COLDPLAY, LIVE 2003 古川コメント:先日の日本公演に行った人もいるかな?一応、息子の世代と話を合わせるためにも、聴いておかないと..

LOVE SONGS, Volume2 Volume1が良かったので購入したのだが、WMPで再生すると著作権のライセンス上の問題でこのメディアは再生できません、と表示され止ってしまう。 Hip-oレーベルはユニバーサルの傘下だから大丈夫なはずなのに..WMP以外のDVD再生ソフトではOKでした。 スモーキー・ロビンソン、クール&ギャング、ヴァネッサ・ウィリアムス、オリビア・ニュートンジョン、テンプテーションズのヒット曲のビデオ満載

JONI MITCHELL, refuge of the roads

Celine Dion, on ne change pas 古川コメントセリーヌの歌うフランス語の歌、集大成って感じでしょうか.CD33曲だけど、DVD17曲のPVとボーナス映像のようです。.一昨年、ラスベガスのロングラン・コンサートを観ましたが、毎日公演なのに全く手を抜かずにとても良かったです。今年は、葉加瀬太郎さんとのジョイントも再び企画されているとか..

DIANA ROSS, The Vision of DIANA ROSS 古川コメント: うーん、シュープリムスの頃から見ると、ダイアナ・ロスを映像で観るのは痛々しいというか...

T-REX, INSIDE T-REX古川コメント渋谷に西武デパートができたときに、最初の催し物がT-Rex展だったよね、と言ってもほとんどの人は生まれていないか..1970年ごろのこと..

U2, HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB 古川コメント:DVD付を買い逃してしまったのだけど、新しいパッケージで見つけた。 延期になった日本公演も11月29日、30日、12月4日に埼玉スーパーアリーナで決定模様..Vertigoツアーで使っている、すだれ式3次元LEDディスプレイの本物がやっと見えることでしょう...

PAUL SIMON, YOU’RE THE ONE IN CONCERT 古川コメント:5年ぶりの新作サプライズが出たばかりですが、このDVDは昔のパリ公演です。

MORE CLASSIC ROCK LEGENDSFREEAllright Now、ブラック・サバス、ジャック・ブルースのWhite Room、ユーライア・ヒープ、ディープ・パープルなどのお宝映像満載

The Concert For New York City 2001年10月、つまり9.11の1ヶ月後に開催されたNYの消防職員や無くなった方への追悼コンサート、出演者はボン・ジョビ、デス・チャイ、バックストリート・ボーイズ、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、ミック・ジャガー、JAY-ZWHO、ポール・マッカートニーからクラプトンまで..

 

今日はウェストハリウッドとビバリーヒルズの中間に居るのだけれど、明日はナッツベリー・ファームに行くのであります。 あるモノを貸切にして...続きは、明日またアップします。

 

では、ふるかわでした

7月15日

移動中につき

アップロードの回線事情悪く...
後ほど、アップします。
 
では、ふるかわでした
7月14日

ニューヨーク散策

マンハッタンに宿泊して週末を迎えたなら、ちょっと遅めの朝ごはんは、頑張ってタクシーに乗ってブルックリンへという手もあります。ニューヨークで一番のピザを食べて見たい人は,Grimalidi’s Pizzeriaへ、朝からピザは無理!! 週末のブランチは朝からシャンペンでお洒落なレストランへということであれば、The River Caféはどうでしょう。 予約が入らない夜景の綺麗なディナーではなく、昼食狙いでブルックリン橋のたもとからマンハッタンを観るのも宜しいかな? 4月に息子とニューヨークにでかけた時は、このレストランで朝食を取った後、息子の友達と3人で歩いてブルックリン橋を渡りました。 橋を歩きながらイーストリバーを渡りながら見るマンハッタンの眺望も素敵であります。橋を渡りきったら、ニューヨークの市庁舎を見ながら、マンハッタンを南に進むと、ニューヨークのヨドバシカメラとも言えるB&H(失礼しました、J&Rの間違いでした:umizoさま、ご指摘ありがとうございます。)があります。アメリカにしかない、数々の電気製品やプロ用かカメラからAV機器まで揃えたメールオーダーの店ですが、店頭にも掘り出しモノがありそうです。 このDVDコーナーで見つけたタイトルが、「プロコル・ハルム青い影」を収録した2003年のライブ・ミュージックDVD。 オリジナルは1967年、一挙にその頃にフラッシュバックしそうでありました。私は、DVDタイトルをAmazonとかYahooなどのネットで購入したことが一切無く(珍しいでしょ?)、ハイテクグッズや小物はネット販売を利用するのだけど、CDDVDタイトルは映画もミュージック・ビデオも訪問した街のDVD屋さんで、自分の眼で探し新しい(もしくは旧い)タイトルに出会うことを楽しみにしているタイプなのです。(オジサンだからね) だから、ネットで検索して発注ということはしないで、日本でも定期的にTSUTAYATower RecordsHMVVirginメガショップへ行くのを楽しみにしているのです。 そうそう、「プロコル・ハルムの青い影」は、青春の門のリメイクやトヨタのTVCMで採用された、サラ・ブライトマンの歌う「青い影」も有名でしたが、最近ではアンジェラ・アキさんもカバーしているのですね..後で調べたらプロコル・ハルムの2001年のデンマーク公演も今年8月にレリースされるとか、

なんて考えながらニューヨークを歩いていると、グランドゼロに到着します。

911日には、私はシアトルのマイクロソフト本社近くのレジデンシャル・ホテルに滞在していて2年間ほどの米国滞在の準備中でした。 眼の前のテレビで中継される映像がいくつかの映画の一シーンと被さってしまい、それが現実なのか映画の中の出来事なのか倒錯するような気持ちで画面を見ていた覚えがあります。その現場が目の前にあるってことは、感慨深いものがあります。

さらに、歩いてマンハッタンの南端へ行くと、自由の女神に行くフェリーが発着するバッテリー公園、自由の女神に行くにはこの情報が便利...

 

4月には、息子と一緒にマンハッタンでショッピング、5番街でお買い物というのは親子連れには似合わないので、Stussy’sを探しにミッドタウンからダウンタウンへ行ったり来たり、47丁目に沢山あるギターショップや楽器店を散策...Guitar Centerのニューヨーク店、ユニオン・スクェアギターセンターへ行ったらビンテージ・ギターなどのテンコ盛りに眼が釘付け..息子は30分近くも壁の一点を見つめて動かない..相変わらず甘いオヤジは、「どうだ、何か気に入ったギターでも見つけたのか」..息子:「うん、でもとても高いし...今持っているギターでもっと練習しないと...」、オヤジ:「わざわざ、ニューヨークまで来て20ドルのシャツだけ買って帰るのか、本当に欲しいモノに出会ったらその時手に入れないと、後で後悔するぞぉ」...子供にそそのかして、どうする?と、また例のパターン..このパターンは昨年のクリスマスに、Mesaブギーのアンプを銀座の山野楽器で買った時と同じだなぁ、なんて思ったのだけど..一度走りだしたオヤジの暴走特急は止まりやしない...

オヤジ:「それは、どのギターなんだレスポール? ストラトは持っているだろ? カスタム・ショップのこれか?」 息子:「このPRSって会社のヤツなんだけど..」、オヤジ:「グゲッ、PRSかぁ..これはサンタナ殿も使っているカスタム製品で、トレモロアームなんか使わないでもチョーキングだけで音の伸びが本当に綺麗に表現できるのであるぞ...知ってるか?」とオヤジの講釈始まるの図...息子:「サンタナって誰?」と一瞬会話続かず..しかしPRSといえば日本で買えば50万円はしようというシロモノ..正規代理店よう苦労のは事実...米国店頭の値段を見てギョッとはしたものの、オヤジの買い込んでいるて模型の汽車に比べれば安いもの(比べてどうする、おいっ)...息子:「でも高いから我慢するよ」..これは息子の術中にハマッているダメオヤジなのか、そんなこと言わずに買った方が良いと既に説得に廻っている私、オヤジ:「おい、息子よお小遣いはいくら持ってきたのだ?」、息子:「お年玉とか貯金を全部おろして、10万円くらい」、オヤジ「それじゃ、1/3以下にしかならないではないか? その差額をどうするんだ、今お父さんが立て替えておいてアルバイトでもするか?」、息子:「でも、アルバイトは駄目だってお母さんに言われているしぃ..」、オヤジ:「そんなことでどうする?? このまま買わずに帰ると後悔するぞ..どうしても欲しければ、もっと頭を使え!! どうやったらおとうさんを説得できるか考えろ!!」、息子:「うーん、日本で購入するとこの値段よりかなり安いと思うし、PRSのこのアニバーサリーモデルは日本でもなかなか手に入らない一品でぇ」、オヤジ:「判った、それでおまえの持っている金額との差額はどうするんだ?」、息子しばし沈黙:「だから、将来働いて返すから」、オヤジ:「返してもらう頃には、おとうさんはもう死んでいるかもしれないぞ、おいっ」、息子さらに沈黙...こういう迫り方まずいパターンだよね..でも買うのを我慢させているのではなく、何とかオヤジを説得して買わせてしまえよ、とそそのかしているのに息子は喰らいついてこないのだなぁ、まぁこれ以上イジメてもいかんなと気を取り直して...息子に提案、オヤジ:「どうだ、もし今日おとうさんが差額を払って購入したら、今年中にサンタナの曲をどれか1曲マスターしてPRSでサンタナ様のように弾いてくれ、それをおとうさんに聴かしてくれるなら、PRSを買ってやるという条件ならどうだ? “ブラック・マジック・ウーマン”でも“哀愁のヨーロッパ”でも、何でも良いぞ、おとうさんのiPodに入っているからそれで練習しろ」、息子:「うん、その条件ならOK...結局いつものパターンであります。 まぁ、いいかせっかくニューヨークに来たのだから、とそんな4月のニューヨーク訪問ストーリーを思い出してはニヤニヤしてしまうのでありました。

 

では、ふるかわでした

 

10月1日

大阪にて

金曜日は、午後の新幹線で大阪へ移動。のぞみ700系の座席1AならAC電源のコンセントがあるかな、と期待するも過去3回ハズレ、アタリは1回だけでした。拡張バッテリで2時間半、ハードディスクに入ったミュージック・ビデオを観ながら新大阪に到着。

 

今宵は、10月27てい対談の下打ち合わせを兼ねて「与太呂本店」にて会食。塩でいただくテンプラの後に鯛メシ!!! 最近「鯛めし」と言うと「ああ、タイめしですね、好きですけどパクチーが苦手でね」という話になってしまいます。「鯛めし」は土鍋で炊いたご飯の上に尾頭付きの鯛が1匹のっていて、炊き上がった状態をお客さまに見ていただいた後、ホグして鯛の混ぜご飯にしてもらうものです。与太呂本店は堂島に1軒、北浜の高麗橋に一軒あるのだけど、今日北浜に行きました。こちらが多分、六本木与太さんの本店だと思うのですがそして堂島本店支店赤坂与太呂だと理解しています。この手の「どちらが本店」という不思議は大阪に結構ありますよね? 「大阪ぼてじゅう本店」と「ぼてじゅう本店」とか「うどんすき」はさんの登録商標ですが、で同じ経営だったなんてことに最近気付きました。

 

北浜の与太呂本店でお食事中に、ヨドバシカメラのポイントを70万ポイント持っています、という話になってお財布を落としたらクレジットカードは保険とかきくかもしれないけれど、ポイントカードはそのまま現金と同じように使われてしまうのか?なんて話をしていたら、お会計の時にお財布が無くて顔面蒼白..同行していた元同僚に立て替えてもらい、チェックインしたばかりのホテルに戻ったらログインしたままのパソコンのそばにお財布が置いてあったので、ひと安心..これは、神様が「古川よ、お財布なくしたと思ってその分今日は新地で飲みなさい!!」との啓示をいただいたと勝手に解釈して、お食事をご一緒した方と北新地に繰り出しました。とは言っても、こうして朝の7時にブログにアップしているということは、北新地の探索もほどほどにして、そこそこの時間に就寝したので二日酔いもなく、今日もパワー全開という感じです。

 

今から新幹線で東京へ戻ります。

 

では、ふるかわでした

8月16日

ナパ・バレーにて

サンフランシスコからナパ・バレーへ

 

今日は、前述のプリウスに乗ってナパへドライブ、サンフランシスコのダウンタウンを抜けて、ベイ・ブリッジを渡り、2時間ほどでナパ・バレーに到着しました。さっそく、ワイナリーに立ち寄ることにしたのですが、まず方針として「観光客の多い、モンダビやOpusOneはパスする」「ワイン・トレインは乗りたいけれど、長時間拘束されるので、今回は見送る」という合意のもと、気楽に面白そうな場所があれば立ち寄りましょうということになっていました。 元々、今回のナパ行きは、全米でも1、2位を争うフランス料理の話題のレストラン、「フレンチ・ランドリー」に何と予約が入ったというチャーリーの計らいで、そのためだけにサンフランシスコへ飛ぼうと決心したものです。 自由人になったのだから、そんな夏休みの過ごし方もあるかなとにかく明日のフレンチ・ラウンドリーでの会食が主たる目的なので、全てのエネルギーは明日のために温存せねば、というモードでありました。

 

ナパ・バレーに到着後、今まで訪問したことの無い場所へ、ということで「シャトー・ニーバーン・コッポラ」へいきました。 このシャトーは、「ゴッドファーザーのテーマ」などで有名な映画監督のフランシス・コッポラが1975年に引退後オーナーになったワイナリーです。 ワインツアーのバスやストレッチ・リムジンが駐車場に沢山あり、すっかり観光スポットになっている模様。ワイン関連とコッポラゆかりの映画に関する博物館もあるものの、お土産屋さんのスペースの方が大きい。 「コッポラ・ブランド」のワインは米国のショップでも度々見かけてはいたのだけれど、躊躇して一度も試飲したこともありませんでしたが、ティスティングをしてみたら結構行けているので今後試してみたいと思いました。 ここで、1本でも購入すると今後のワイナリー訪問で後悔しそうなので、グッとこらえて別の場所へ移動しました。

 

それから、訪問したのは「Joseph Phelps」丘の上から一面のブドウ畑と湖が見える最高の場所に位置しているワイナリーで、INSIGNIAが有名。夕方5時になってしまったので、試飲だけしてしばし景色を満喫しました。

 

その後、立ち寄ったのが「Napa Premium Outlet」という巨大アウトレット・モールでした。 ナパには、10年くらい前から小さなアウトレットがカリストガに近くにあって、全米でも珍しいCOACHやアルマーニのアウトレットなどがあったのだけれど、最近は「チェルシー・プレミアム・アウトレット」のひとつとして全米のアウトレットの中でも有名な場所となりました。 何かあったら買おうかな、というぐらいの気持ちで立ち寄ったら、物欲ビーム出しまくりとなってしまいました。 カルバン・クライン、バーニーズ・ニューヨーク、 靴のClarksなどなど帰りの荷物が溢れるのは承知でズボン4本、シャツ4枚、下着9枚に靴2足がその成果. プリウスのトランクが閉まらないかもと心配してしまいました。 イギリス製のClarksの靴は先週日本で買ったばかりなのに、同じ品が1/4以下..悔しいので他の形を2個買ってしまいました。 ははっ

 

夕食は、DON GIOVANNIというイタリア料理の店へ行きました。 薄切りの牛肉にトマトソースをかけたものを食したのだけど、背中に隣のテーブルにサーブしているギャルソンがオイルとガーリックたっぷりのパスタソースを私のジャケットにこぼしてヤケドしそうになりました。 急いで、ジャケットは洗ったもののシミになるかも..と鎮痛な気持ち..最後にマネージャーが出てきて平身低頭「ジャケットのクリーニング代を払いますので、後ほど請求は私に廻してください、今日のデザートはただにしておきました」とお詫びにテーブルにこられたので、私は「気にしないでください、後に請求するつもりもありませんから」とお返事..デザートがタダになったのはラッキーかなと思いました。 そこで、次回にでもレストランの予約をするために今いただいた名刺を見たところ、レストランの名前と住所は書いてあるもののマネージャーの名前など、何処にも書いていない。 「ふーん、今のところ頭を下げるけれど、後に請求が来た時に誰が払うと約束したかを曖昧にしたいために、自分の名前は明かさないんだ、それが貴方の仕事のやり方なのね..」と憤慨してしまいました。

 

しかし、待てよ、今までマイクロソフトの仕事で沢山の技術サポートでお電話をいただいたなかでは、お客さまの中にはとても立腹されて、「君の名前はなんて言うんだ?」とか「お前じゃ、話にならない上司の名前は何だ?」「社長を出せ」という言葉を頂戴することもありました。 まだ会社が小さな頃は、「はい、サポートのふるかわです。」と自分で電話を取り、(その結果、ジャスト・システムと出会うことができたのだけど)時には、お客様の「社長を出せ!」の言葉に「はいっ、社長の古川です。」なんてお返事をしてしまって「ふざけるんじゃない、さっきと同じ人間じゃないか!!」なんて怒られたりもしたことがあります。 昨今のルールでは、会社として責任あるお応えに誠意を尽くしているものの担当者の匿名性は保っているのではないかと思います。 自分自身のジャケットの件で考えさせられてしまったのは、匿名性を保って組織・会社として責任を取ることと、自分の名前を明かしてでもお客様に対応することの重要性をどのようにバランスするか、という命題です。 結論が出ないまま、考えあぐねて時差ボケ解消できないまま寝不足になってしまいました。

 

では、ふるかわでした

P.S. 今日のワインは、ドミナスのNapanookとスタッグス・リープのAltemiusでした。