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3月15日

シリコンバレーへのツアー、3日目(その2)、「スティーブ・ジョブズは"刺身蕎麦"の夢を見るか?」

L1000176 増井さんのご案内で、アップル本社に「未踏の子たち」を連れて侵入せり、彼らのミッションは”Mac Cafeにて社員向けランチメニューをチェックし、アップル本社に働く社員から何かを学ぶ”というお題でした。カリフォルニアの青空の下、星条旗、カリフォルニア州の旗、そしてアップルのロゴの旗がたなびく本社正面入り口には既に増井さんが私たちを待っていてくださいました。(受付から内線電話があってから何分も後に自分のオフィスから駆けつけるのではなく、その時間に合わせて待っていてくださった増井さんの配慮...これも”おもてなしの心”のひとつですね、ぜひ見習いましょうね!!!>未踏の子たち)..さっそくアップル本社へのゲスト入場証を作成してゲートをくぐります。本社受付をくぐった後は大きな中庭に面して4階建物に囲まれて芝生の中を遊歩道があるスタイルはまるで大学のキャンパスのようです。アップル本社、社内でのカメラ撮影は原則禁止されているようですが....肩からぶら下げたカメラのシャッターがなぜか落ちてしまい、そこに写っていた写真を公開してしまいます。

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L1000104bJPGアップル本社で是非実現したかったことのひとつが、アップルの社員食堂”Cafe Mac”でランチを頂くということえありました。実は、こんなサイトもあって、スティーブジョブズがアップルに戻ってきて「社員食堂が充実した」、「食堂に働く人もみなアップルの社員で、みどりさんと高橋さんという素敵な人がいる」「スティーブ・ジョブズが蕎麦好きで、彼女は蕎麦打ちの修行に出たことがあるそうな」「ジョブズは蕎麦の真髄が判っていないので、"刺身蕎麦"なるものがメニューにあり、それを食べると絶対後悔する」とまで伝説になっていたのでありました。L1000105bどうやらその伝説は事実であり、蕎麦打ち修行にでられたのは”みどり”さん、アップル社員でアップルロゴのキャップを被った写真の笑顔がとても素敵な方でした。蕎麦打ち修行の場所は、一説によればニューヨークとの話もありましたが、事実は”築地の蕎麦打ちアカデミー”2002年11月の事らしいと判明しました。噂の”刺身蕎麦"は写真のようなモノ....これはみどりささんのアイディアではなく、誰か(ジョブズなのか、レストランのマネージャーなのか聞くのを忘れた...)のアイディアだそうで....今日は、茶ソバとなっています。それ以外に温かいもの冷たいもの、シイタケ蕎麦なんてものもメニューにあって、さらにその場でお寿司も握ってもらえます。私も、一瞬美味しそうな窯焼きピザに惹かれたのだけれど、初心貫徹と今後の話の種にも...刺身蕎麦、頼んでしまいました。
それで、結果としては....うーん、蕎麦と刺身は別のお皿で食べたいという個人的な感想であります。はいっ.....

L1000137アップルの木田泰夫さんとついにお会いするチャンスが巡ってきた....お昼ごはんを食べていたところ、日本人らしきオジサマ(私より11歳若い、実は42歳))が外村さんに声をかけてきた、「日本から来る学生さんたちと昼食を一緒にしようと思っていたのだけど、まだ来ないねぇ」と...私はすかさず彼の社員証を見たらKIDAと書いてある..私は思わず食べかけのランチもそのままに直立不動....「私にとっての神々の一人が眼の前に降臨してきたと」というほどの衝撃!!!、かの”ぱろある亭”の筆者で.....「ことえり」や「ヒラギノフォント」の開発者の一人としてアップル本社に勤めてから18年...最近は"Leopard=MAC OS X”の開発にも深くかかわった方です。(関連記事1、)....うかつにも、私のブログにてメイリオのフォントの話を書いた時に、素晴らしいコメントとご自身のブログを拝見しながら、kidaさんが木田さんだと理解できなかったオマヌケな私....木田さんの社員証を見て、木田さんからご紹介を頂いてKIDAさん=木田さんということに気づきほとんど赤面状態...”あこがれのあの人に、ついに出会った”という状態でランチの食べかけなど気にせず...会話が始まったのでした。「未踏の子たち」は座ったまま食事に夢中、木田さんを訪ねてきた学生さんがようやく到着して席を離れた後、L1000110 私がランチのテーブルに戻った時に「未踏の子」の一人が、「古川さん、今の人だれだったんですか?」と...私は思わず、そういうときは「失礼ですが、自己紹介させてください。私も会話を伺ってかまいませんか?」と言って割り込んでくるのがシリコンバレー流だぜ、と鬼コーチになりそうだったのだけどジッと我慢....木田さんに会えてお話ができたことに興奮気味で...ほんの少しの時間だったけれど....TrueTypeのヒンティングに関して、メイリオに関して、シリコンバレーで働くということに関して多くの事を彼から学んだ気がします。お話をしながら、木田さんがシリコンバレーで楽しく仕事をしている雰囲気が伝わってきて思わず写真をたくさん撮ってしまいました。彼の素敵な笑顔の理由は「蕎麦処ぱろある亭」や「さくらこ日記」などを拝読すると、理解できるような気がします。アップルで働くことが”上を見て仕事をするのではなく、天を仰いで仕事をしながら”、"家庭人としても素敵なおとうさん”であり、”技術をもっておもてなしの心を提供する”素敵な人生の過ごし方を拝見した気がしました。初日にスタンフォードで会った日本人大学生のツアーの皆さんに再会!!!....木田さんを囲んで多くのことを学ぼうという姿....その脇でしっかりとデザートまで満足そうに食べている「未踏の子たち」を見て、これまた「ロバと井戸の話」を思い出すのでありました。ふうっ!!!
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L1000107 未踏の子たちの何人かは、ランチの時間に増井さんを囲んで談笑...みどりさん、木田さん、増井さんに共通することは、みんな笑顔が素敵で、私は”毎朝、会社に行くのが楽しくてしょうがない”のだろうなぁ...みんな”おもてなしの心”を理解しているだけでなく、自ら実践しているのだろうなぁ...彼らはまるで、「神々の降臨か、大喜利のメンバーか、七福神か」という感じで.....出会う人を幸せにしてくれるパワーがあるなぁ...とつくづく感じ入ってしまいました。マイクロソフトの社内でも彼らと同じように"卓越した技術を持ち”、”天を仰いで仕事をするプロフェッショナル”で、"自己満足ではなく、お客様の笑顔が見たくて仕事をしている”エンジニアも沢山いるのに、アップル本社に勤務する彼らのようなこぼれるような笑顔が見られないのは何故なんだろう、と考えこんでしまいました。カリフォルニアの爽やかの陽気とシアトルのどんよりとした天候の違いだけではなく、それぞれの会社の文化やマネージャーの資質の違い....などもあるのだろうな....と思っていたのだけれど...この次の日にグーグルに行った時に気がついたことがあった....これだ、これに違いない!!! アップルもグーグルもランチを車飛ばして食べにいくのではなく、最高の食材で、正社員のシェフたちに最高の素材を使って社員の健康を気遣い美味しい食事を提供してくれていて、そこに集う社員たちがはつらつと会話をし、訪問したお客様をもてなしているんだなぁ....とMac Cafeでほこらしげにアップルロゴのキャップを被ってお寿司を握ったり、お蕎麦を提供する”みどり”さんと、木田さんのお嬢さんとの会話をブログで拝読して....会社勤めをするということだけではなく、”豊かな生活を送る”ということの真髄を見たような気がします。増井さんについては、http://furukawablog.spaces.live.com/blog/cns!156823E649BD3714!8347.entry 彼の業績は昔から存知あげていたのだけれど、実際に会話を交わすようになったのは、この数か月のこと....

帰りがてら、アップル・カンパニー・ストアに立ち寄り、お土産を仕入れた未踏の子たち、こういうときになると...さらに元気になってしまうのは、彼らも私も同じかなぁ?ランチで、デザートまでしっかり食べていた「未踏の子たち」は、アップル本社への訪問で何を学んだのかな? ...この訪問がキッカケで....未踏の子の一人が、アップルのiPhone担当者と直接会議をする機会を得て(それも、帰国日の早朝)、自分のプロジェクトをアップルのキー開発者にレビューしてもらい、助言を頂きさらにレリースしたばかりの、iPhone SDKの概要を直接コーチして頂くとという栄誉に繋がったのでした。(というわけで、表敬訪問とランチを頂くという以上の成果は確実に実って帰国をされることになるのでありあます。よしよしっ!!)

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L1000174 このランチを企画してくれた、外村さん、Andrewさん、(彼もFinal Cut Proのエンジニアさん)、ありがとう!!!

ランチを食べながら外村さんが、「例の”ゆみえ”さんの所に会いに行ってみますか?」と連絡を取ってくださり、「古川暴走特急の牽引する未踏闇鍋ツアー」3日目(その3)へ話はさらに続くのであった...

nobilog2も更新中:http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/

 

では、ふるかわでした
P.S. 文中「未踏の子」と呼ばれる”子羊”たちは、IPAが主催し、古川享が団長を務めるシリコンバレー訪問ツアーに参加された方々....IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択された優秀なプログラマー(スーパークリエイタ)の中から応募のあった7企業9名の参加者を意味します。

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